硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

愛国心とは。

2017-03-02 21:47:21 | 日記
偏った教育方針や学園建設の用地問題がニュースや国会を賑わしている。ある議員さんは「アッキード事件」と揶揄していたけれども、それは、「あなたはもう終わりですよ」というメタメッセージを首相に送っているようなものであるから、言葉に対して鋭敏であったなら大変不快に感じたでしょう。
しかしです。他にもっと議論せねばならない事案は多くあるはずなのに、なんでこうなるのかなと思わずため息。

さて、今日思ったのは、国会での議論ではなく、偏った教育方針の方です。

教育勅語や特定の政党を支持する発言を運動会で暗唱する児童の姿を観て「これぞまさしく日本人の日本人による日本人の為の愛国心だ」と感激する人がいるかもしれない。

でも、愛国心と言うのは、天皇皇后両陛下が行っておられるように、困っている人の声に耳を傾けたり、手を差し伸べたり、人の為に命を落とした魂を鎮魂する為に祈る事が、愛国心なのではないでしょうか。

国土や政府を護る事は大切です。でも、国は豊かな土地の上に人が住まない限り国として成り立たちません。たしかに、隣人を愛する。忖度する。困難を極める事だと思います。それでも、天皇皇后両陛下は投げ出しませんでした。それは税金で生活している義務感があるからだと考える人もいるでしょう。

それなら、もっと権力に物を言わせて、独裁者の如く、周りの人達を振り回しているはずです。

それをなさらなかったのは、国を愛していらっしゃるからであるからであり、それが、愛国心の本質ではないかと思うのです。

う~ん。考え方が偏っているかなぁ・・・・・・・。