硝子戸の外へ。

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話題のニュース。

2017-03-20 18:17:33 | 日記
森友学園と豊洲移転問題のニュースで気になった事柄から少し妄想してみました。

連日のニュースを観ていて、責任の所在を明らかにしようとしている人達の論調から安倍首相を辞任に追い込みたいという気持ちがとても伝わっていますが、政権奪還や個人的な正義感がその原動力になっていると考えると、誰のためになっているのかが分かりづらくなる気がします。
また、アメリカという国と連携してゆかなければならない現状から察すると、安倍首相を辞任させることに成功したとしても、トランプ大統領との関係を今以上に維持できる逸材はいるのでしょうか。次の首相選を狙えるように法的整備を行ったのだから、足をすくわれる前に諸問題は早急に片付けたいという心情は、南スーダンで行われていた自衛隊のPKO活動からの撤収に表れていると思いますが、この場合、誰が総理になっても誰が防衛大臣になっても、同じような追及がなされ、同じような答え方しかできないのは想像がつきます。
それでも、責任を追及し辞任に追い込むことを是とする考え方は上手く呑み込めません。
もし強引に辞任に追い込みたいのであれば、政権を奪還したいのであれば、順番として、まずトランプさんを辞任させなければ、財界が納得しないと思います。
そう考えると、アメリカの民主党と民進党は水面下で現大統領と現首相を辞任させようという共同戦線が水面下で張られているから、責任の追及を行っているのではないかと邪推してしまうのです。
でも、歴史的に見て、主なる人物を暗殺、失脚させ、その後、国は良くなっていったかを考えると、少し憂鬱な気持になるのです。

そして豊洲移転問題ですが、浜渦元副知事さんが、質疑に対し「東京ガスとの交渉をまとめてくれたと称賛された」と発言されていて、少し思ったのです。
新聞記事から読み取ると、飛んではみたものの、上手く着地できそうにない交渉を軟着陸させた浜渦さんの手腕を考えると、到底凡人には出来ない事であるから称賛するけれども、発言から察すると、称賛した人物が、移転する事により大きな益を得た人物なのだと思う。
しかし、それはどれだけ追及しても明らかにならない事であり、決して触れる事の出来ない事であるから、やはり、「小田原評定」と化し、時間の経過とともにうやむやになってしまうのだと思うのです。

そして、この問題が表面化したのは、誰かの手によって辞任に追い込まれた人々が意図して託した未来の結果なのかもしれません。

白か黒か。時に人はその色をはっきりさせる為に莫大なエネルギーを注ぐけれども、大きな力の前では、はっきりさせることは出来ないというのも、歴史が物語っているのではないかと思うのですが、それでも、私達は生きてゆかねばならないのは確かな事なのです。

政治を司る人達へ。僕たちの言葉は届いていますか?