硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

分かってはいるのだろうけれど。

2022-04-18 19:28:20 | 日記
侵攻する国が、「武装解除し拠点を放棄すれば、命を保証し負傷者を治療する」と、要求している。

この言葉には違和感がある。

武装を解除せず、防衛する側の気持ちを考えると、

「私たちの住む街をむやみに破壊し、罪もない人々を無差別に殺し、私たちの街を暴力で奪おうとする者達に対して、なぜ防衛をやめて投降しなければならないのか」

ではないだろうか。

なのに、なぜ、投降を呼びかけている者たちは、要求をのまなければ壊滅させるというのだろうか。
彼らが迷うことなく「従わなければ壊滅させる」と言い切れる正当な理由とはなんだろうか。もし理由があるとしたら、その理由は他の国が承認できるものであろうか。

最前線に身を置いている兵士たちが、命令が間違っていると気づいていても、命令を反故する事はできないのであろうか。
それは、反故にすれば権利を奪われるからだろうか。それとも、自身や身内の命が危うくなるからだろうか。

だとすれば、侵略する側の構造というのは、中世の戦争と何ら変わりないのではないかと思う。