大した決断じゃない。違う違う。でも、もしかしたら、私の人生、変わっちゃうかもしれない。そうじゃなくて、なんで、迷ってるの私。
ベットの上に寝転がり、意味なくスマホの画面をじっと見る。我が気持ち楽にならず。
こういう時は、真島きららに相談するのがベストかもしれない。
恋バナの相談と言えば、きららと言われる位、彼女の口は堅い。だから、皆からも一目置かれている。話しやすいキャラなのかもしれないけれど、あの大きな瞳でじっと見つめられるから、心を許しちゃうのかも。
それに、誰もがかわいいと思うのに、男子の話は一切出てこないから、安心して恋バナできるのかもって思う。
「やっぱり、そうだんにのってもらうか」
きららのプロフィール画面が、映画「ミッション・インポッシブル」であることもウケるけど、今はそこじゃない。
「いまなにしてる?」と、入力して、しばらく待つ。1分もたたずに返信が来る。
「ねころんでたw」
「相談ある」
「綾乃のお願いなら、断れないな」
「ありがとう。圭介先輩のことなんだけど」
「まだ、片思いなの」
「まあねぇw」
「で、何が知りたいの」
「圭介先輩の、彼女がいる件」
「ww 相変わらず」
「笑い事じゃないよぉ。(涙)」
「ごめん。いないのは確かだよ」
「ホント(笑顔)」
「確かな情報だ。なんだ、告白するのか」
「う~ん」
「wwwそんなんじゃ、一生片思い」
「それがね、川島君から告白されて悩み中」
「川島って、川島健吾!? 」
「どう思う? 」
そう返信すると、しばらく返信が来なくなった。きらら考えてくれてるのかな。
携帯を手放して白い天井を見つめる。何か嫌な予感がする。
ピロッ。
着信音が鳴る。携帯を掴んで画面を開く。
「川島君、いいよね。私、好きなんだ」
思わず口元を抑える。意外だった。男子からも人気のあるきららが、目だたない地味な川島君の事が好きだなんて。しかも、一番相談してはいけない相手だっただなんて。
悩みが増えただけじゃないか。私のばか。
ここは、慎重に返事をしなければいけない。川島君の事は濁しておこう。
「圭介先輩に告白してみるよ」
「じゃぁ、川島君のことはどうするの」
うっ。これはヤバい。追跡されている。こんな時どうすればいいの。そうだ。大胆に逃げるしかない。そうやって、イーサン・ハントは何度も絶体絶命のピンチを切り抜けて来たじゃない。
「わからない」
「わからないってどういうこと」
「わからないからわからない」
「だから、どうするの」
追跡者は、私をターゲットスコープに捉えた。もう、絶体絶命。たすけてイーサン。
頭の中では、「ミッション・インポッシブル」のテーマ曲がグルグル回っている。
そうだ!ひらめいた。もうこれしかない。
「圭介先輩に告白する。きららは川島君に告白する。そうしよう」
送信すると、既読は付くけど返事が返ってこない。きららもビビってる。この一撃は手ごたえありだ。
「わかった。私も決めた。お互いに告白して、結果を報告しよう」
その文章は、私の逃げ道を完全に消し去った。そして、どちらにしても、誰かが傷付く事を前提にしか前に進めなくなった。
そういえば、女の友情はサランラップより薄いと誰かが言ってたっけ。
心が痛むけど、誤魔化した所でどうにもならない。
最後のジャンプだ。思い切って跳び込め。と、自分を押す。
「わかった。どんな結果になっても恨みっこなしだよ」
「もちろん」
「ありがとう。心強いよ」
「私もだ」
私達は、励ましのスタンプを送りあった。これでいい。さぁ、決戦は明日だ。
お風呂に入って、気合いを入れよう。
私は、ベッドから勢いよく起き上がって、お風呂場へ直行した。
ベットの上に寝転がり、意味なくスマホの画面をじっと見る。我が気持ち楽にならず。
こういう時は、真島きららに相談するのがベストかもしれない。
恋バナの相談と言えば、きららと言われる位、彼女の口は堅い。だから、皆からも一目置かれている。話しやすいキャラなのかもしれないけれど、あの大きな瞳でじっと見つめられるから、心を許しちゃうのかも。
それに、誰もがかわいいと思うのに、男子の話は一切出てこないから、安心して恋バナできるのかもって思う。
「やっぱり、そうだんにのってもらうか」
きららのプロフィール画面が、映画「ミッション・インポッシブル」であることもウケるけど、今はそこじゃない。
「いまなにしてる?」と、入力して、しばらく待つ。1分もたたずに返信が来る。
「ねころんでたw」
「相談ある」
「綾乃のお願いなら、断れないな」
「ありがとう。圭介先輩のことなんだけど」
「まだ、片思いなの」
「まあねぇw」
「で、何が知りたいの」
「圭介先輩の、彼女がいる件」
「ww 相変わらず」
「笑い事じゃないよぉ。(涙)」
「ごめん。いないのは確かだよ」
「ホント(笑顔)」
「確かな情報だ。なんだ、告白するのか」
「う~ん」
「wwwそんなんじゃ、一生片思い」
「それがね、川島君から告白されて悩み中」
「川島って、川島健吾!? 」
「どう思う? 」
そう返信すると、しばらく返信が来なくなった。きらら考えてくれてるのかな。
携帯を手放して白い天井を見つめる。何か嫌な予感がする。
ピロッ。
着信音が鳴る。携帯を掴んで画面を開く。
「川島君、いいよね。私、好きなんだ」
思わず口元を抑える。意外だった。男子からも人気のあるきららが、目だたない地味な川島君の事が好きだなんて。しかも、一番相談してはいけない相手だっただなんて。
悩みが増えただけじゃないか。私のばか。
ここは、慎重に返事をしなければいけない。川島君の事は濁しておこう。
「圭介先輩に告白してみるよ」
「じゃぁ、川島君のことはどうするの」
うっ。これはヤバい。追跡されている。こんな時どうすればいいの。そうだ。大胆に逃げるしかない。そうやって、イーサン・ハントは何度も絶体絶命のピンチを切り抜けて来たじゃない。
「わからない」
「わからないってどういうこと」
「わからないからわからない」
「だから、どうするの」
追跡者は、私をターゲットスコープに捉えた。もう、絶体絶命。たすけてイーサン。
頭の中では、「ミッション・インポッシブル」のテーマ曲がグルグル回っている。
そうだ!ひらめいた。もうこれしかない。
「圭介先輩に告白する。きららは川島君に告白する。そうしよう」
送信すると、既読は付くけど返事が返ってこない。きららもビビってる。この一撃は手ごたえありだ。
「わかった。私も決めた。お互いに告白して、結果を報告しよう」
その文章は、私の逃げ道を完全に消し去った。そして、どちらにしても、誰かが傷付く事を前提にしか前に進めなくなった。
そういえば、女の友情はサランラップより薄いと誰かが言ってたっけ。
心が痛むけど、誤魔化した所でどうにもならない。
最後のジャンプだ。思い切って跳び込め。と、自分を押す。
「わかった。どんな結果になっても恨みっこなしだよ」
「もちろん」
「ありがとう。心強いよ」
「私もだ」
私達は、励ましのスタンプを送りあった。これでいい。さぁ、決戦は明日だ。
お風呂に入って、気合いを入れよう。
私は、ベッドから勢いよく起き上がって、お風呂場へ直行した。
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