和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

親子五代に渡り受け継がれた和紙作りの伝統を守るべく今日も奮闘する『和紙を作る家』に嫁いだ嫁のブログ

福知山伝統文化を守る会 第二回 勉強会~由良川藍編~

2016-05-08 10:00:00 | 福知山伝統文化を守る会
5月5日 こどもの日、

『福知山伝統文化を守る会』
第二回勉強会が福知山 藍同好会さんの工房にて開催されました。

当日は、由良川藍の歴史、種から蒔いて染めまでの活動についての講義を受け、

その後、藍染め体験、苗の定植の体験などもさせて頂きました。




由良川藍は600年以上の歴史があり、

かつて福知山が京都 松尾大社の荘園であった時代から藍が栽培され、藍染めも行われてきたそうです。

17世紀には25軒の紺屋(藍で布を染める染め物屋さん)が軒を連ねる、全国でも有名な紺屋の町と言われていました。

由良川藍は、京都に次ぐ産地で、丹波の木綿などを染められていたようですが、

化学染料の輸入や養蚕の普及などにより衰退し、大正時代を最後に途絶えてしまったそうです。

その由良川藍を1982年 60年ぶりに福知山藍同好会の皆さんが復活させ、研究を重ねられ、藍染めに成功されたという、経緯を持っておられます。

大変興味深いお話ばかりでした。

福知山に、上紺屋町、下紺屋町…という地名があるのは、もしかして、昔の紺屋さんの町の名残なのでしょうか?

近くに住んでいながら、知らない事、初めての事ばかりで、大変勉強になりました。

良いお天気にも恵まれ、第二回目の勉強会も大盛況のうちに終了しました。

お世話になりました福知山藍同好会会長の塩見さん、会員の皆さん、

貴重な体験を本当にありがとうございました!!