和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

親子五代に渡り受け継がれた和紙作りの伝統を守るべく今日も奮闘する『和紙を作る家』に嫁いだ嫁のブログ

ご縁(続編)

2019-09-24 11:53:28 | 伝承館
先日、ヤプログのヤプミー medial_lineさんがおみえになった際、

臆病で、初対面の人が苦手なきなこが、

『おと~しゃん!そこをのいてよ!』

と、言わんばかりに、大好きなおと~しゃんをすごい勢いで さし退けて、medial_lineさんに駆け寄って行った姿には驚きましたが、思わず笑えてしまいました。

きなこにも、何か感ずるものがあったのでしょうね。

medial _lineさん、
和紙伝承館から帰られて翌日?に愛媛県美術館を訪れられたようで、その際の記事を投稿されていました。

さすが大きな美術館ですね、今、展示は、国立トレチャコフ美術館所蔵 『ロマンティックロシア』巡回展のようです。

『これほどの作品がくる事はないので、必ず見に行ってください。

ただ、ライティングが悪くせっかくの展示が台無しでした。それでも見る価値はあります』


と、書かれていました。

この記事を読ませて頂いて、本当に耳が痛かったです(;´A`)

ライティングが悪く…
たぶん和紙伝承館でも同じような事を思われたことでしょう。


お隣の和紙伝承館は、市営の施設なので、私どもの工房とは全く別の施設なのですが、
隣接している事、また伝承館では私たちの作る丹後和紙を使った作品を展示している事、などで、そちらの点では深く関わっているのも事実です。

来館者の少ない施設ですが、お客さんが来られても来られなくても、館の内外を常にキレイにしておく事は当然の事ですし、

来て下さったお客さんが、気持ち良く見学して下さり、またぜひ来たい!と思って頂けるよう「おもてなし」をする事も当然の事と、私たちは思い、動いているのですが…


そういう気持ちの共有がなかなか難しいです。

『スポットの電球が切れたので交換を』

『和紙の魅力を広める為の講習会をする時に、手元を照らす蛍光灯が欲しい』

色んなお願いをお役所さんにしても、

返ってくる返事は、いつも、

『予算が…』

なかなか前に進まない事が多いです。

一足飛びには行きませんが、私たちの想いが一人でもたくさんの方々に伝わるよう、地道に頑張っていくしかないですね。

medial_lineさんの投稿を見て、改めてそう思いました。