和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

親子五代に渡り受け継がれた和紙作りの伝統を守るべく今日も奮闘する『和紙を作る家』に嫁いだ嫁のブログ

昨日、息子の誕生日でした

2021-11-18 12:25:14 | 家族の話
昨日、息子の誕生日でした。

27歳になりました。

いつもなら、息子に『誕生日おめでとう!』のラインする母ですが、
なんだか今年は気が向きません。

異動、転勤の多い息子。

就職まだ4年ほどで、神戸→京都と転勤し、数ヵ月前からは名古屋に移り、勤務しています。

先日、車の一年点検とかで地元に帰ってきていました。

点検くらいでわざわざ名古屋から帰ってこなくても、あっちにも車屋さんくらいたくさん有るでしょうに、

あ~~、たぶん、地元の友達にでも会う約束してるんやろな~と、そんなことくらい察していました。

『点検のあと、実家にもちょこっとだけ立ち寄るわ、翌日の勤務が早出やからすぐ帰るけど』と息子。 

娘が気を利かせて、ケーキを買ってきてくれていました。




(我が家の男性陣は、二人とも11月生まれ…、息子17日、主人22日なんです。)

帰りを急ぐ息子と、
ショートケーキ、インスタントコーヒーで一瞬だけ誕生祝いをしました。

久しぶりに会う息子、
仕事の話を聞いていると、社会人としての成長も感じ取れました。

まぁ、そこまでは良かったんです。

でもね、
そのあと、

娘が、
『私は結婚して、家を出た身やし、将来は あんたがこの家のこと頼むでな!あんた長男なんやし!』
と言うと、

それまで調子の良かった息子、明らかにテンションが下がり、予防線を張りはじめました。

『そんなん、責任は半分ずつやろ…』

家業をどうするか?とか、
家の跡継ぎは?とか、
この類いの話になると、最近の息子は、スゥーっと心のシャッターを閉めにかかります。

二年前、
老体にムチを打って頑張っている私たちを見兼ねて、

『会社辞めて、家を手伝うわ』娘が言ってくれました。

お嫁に行った今は、旦那さんや旦那さんのご両親の理解のお陰で、
一緒に仕事をさせてもらえています。

主人も私も、
子供たちに和紙の仕事を強要するつもりはありません。

それぞれに、自分のしたい事に一生懸命取り組んでくれたら、それが一番と思っています。

けど、家業や親に対して、責任感の強い第一子。

自由奔放で人任せな第二子。
(あくまで我が家の場合)

息子、
『姉ちゃん、いつも家のことありがとう』のひと言くらいあってもいいのに(ノ`Д´)ノ

なんだかな~~、と、ちょっとスッキリしない息子の27回目の誕生日でした。