今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

安全ってなんだろう。

2009-10-03 19:52:54 | タラの日記

ようこそ、卯月です。
カウンセリングに行ってきました。
子どもたちとのことで、「自分に厳しすぎ」と先生に言われました。
私は子どもたちに、怒らないようにしている。意識的にも、無意識にも。
親って圧倒的に強い存在だから、子どもと対等にはなりえないと思ってる。その圧倒的強者の親が、子どもに対して怒るということが、私には一方的な暴力としか思えない。
子どもを怒ってしまったときの緊迫した空気にも耐えられない。
だから、私は自分の感情を押し込めてしまうことが多い、という話をした。
「対等じゃなくても、親子喧嘩というのはよくありますよね。みんなしてるでしょう」と先生は言いました。
「でも私は家の中が張り詰めた雰囲気になったり殺伐としたりするのがどうしても嫌なんだよ」と私は泣きました。

私が育った家はいつも荒れていたんだ。家の中で気を抜くことはできなかった。
そんな家、安全じゃない家は嫌だ。
子どもたちの安全基地じゃない親なんて嫌だ。
そんな親には決してならないって、決めたんだ。決めていたんだ、ずっと。
理想と現実が違うことは、みんなわかっているはずなのに、私にはそれが飲み込めない。
理想じゃない家庭が許せない。理想の親じゃない私が許せない。

こんな私に育てられて一緒に暮らしてる子どもたちは、苦しいかもしれない、と思うときがある。
私たち3人は、本当に仲がよいのだけど、お互いに気を遣い合いすぎていないか。かばい合いすぎていないか。
こんなのがまっとうな人間関係であるはずがない。そうも思う。
私は私の理想を子どもに強いていないか。
恐れず喧嘩ができる親子がうらやましい。
仲がいいって、そういうのなんじゃないのって思う。
喧嘩ができない環境に育ててしまった私は、なんだかとんでもない間違いをおかしてしまったような気がしている。
言いたいことが言えなくて、我慢してしまう子ども。それって私の小さい頃となんら変わらないじゃない?

ああ、どんどんわからなくなる。
私に愛情ってあるのか。私にあるのは怯えだけなのかも。私はただ、怖いだけなのだ。人が声を荒らげ合うのが。憎しみ合うのが。
そんな怖い空気の流れていない世界にいたい、ずっといつも、いつまでも。

コメント
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