今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

みんな頑張って生きている。

2015-01-31 23:43:11 | タラの日記
昨日は、職場で先輩とぶつかり、めちゃ怒られて、家に帰ってもそれを引きずって愚痴を言ったら息子に嫌がられ、ごめんと言ったんだけど、息子から小さい頃からのあれやこれや、私に怒られて(八つ当たりされて?)トラウマになった出来事の話をされて、なんだかなぁの一日だった。

誠意を持って、ベストを尽くすべく頑張っているのに報われず責められるばかり。
やり切れない気持ちになった。
報われようと思ってやっているわけではないけれど、昨日はなんだかものすごく凹んだ。

子育てに関しては、本当に息子や娘に申し訳ないことばかりなのも自覚あるのだけど、それも昨日は辛かった。
もちろん、悪かったところはきちんと謝ったけど。
言葉で謝るだけではダメなこともわかっている。

昨夜2時半頃まで、息子と話をして、今日はクリニックに出かけた。
涙が出た。

先生は丁寧に話を聞いてくれたし、私の頑張りを見ている、知っていると言ってくださった。
職場での良い話を取り上げて、あなたはちゃんと信頼されているはずですよ、とも言ってくださった。

でも。
なんだろう、私の中のもやもやは晴れないままだった。

帰り、疲れて、まっすぐ帰ろうかと迷った。
寄ろうと思っていたところがあったのだけど。
もう、なんだか何もかもがイヤになっていた。

寄ろうと思っていたのは、レストランと、布製の雑貨のお店。

実は、職場のこの前の会議で、施設長さんが、多摩市であった研修会について話していた。
多摩市に規模の大きな、精神障害の方のグループホームがあること、グループホームだけでなく、その母体である団体は、多くの事業所を運営していることなど、研修会で話題になったらしい。
施設長さんがリーフレットをもらって来たのを見せてもらった。
その中にあった、レストランと布製雑貨のお店は、私の地元に近い。
クリニックからの帰りに乗り換える駅からすぐのところらしいので、行ってみようかなと考えていたのだ。

今日は息子が友達の家に遊びに行っていて、夕ご飯が要らないとのことだったので、一人でレストランに行くなら今日だな、と思い、迷ったけどやっぱり行ってみることにした。


行ってよかった。

布製雑貨のお店でいろいろな作品を見た。どれも、精神障害のある方たちの作業所で作られたもの。
海外のカーテンの生地などを大胆に使って、バッグにしたりしている。生地が本当にお洒落。
オーダーも受け付けているとのこと。
小さな袋物や小物もたくさん並んでいた。
気に入ったバッグがあったので一つ買って、お会計の時、「実は私、他の市の精神障害の方のグループホームで働いているものです」と言うと、それまでもとてもにこやかで親切だったスタッフさんが、「まぁそれはそれは。よくいらしてくださいましたね。グループホームは大変でしょう? すべての基本になる場所ですものね」と言い、せっかく来ていただいたのだから、と工房の方まで案内してくださり、他のスタッフさんにも紹介してくださり、「よかったらこれ、グループホームで飾ってくださいね」と、千代紙で作られ額に入った小さなお雛様までくださった。驚いた。
「グループホームにいると、いろんなことがありますね。でも、よそに迷惑かけなければいいの。グループホームの中でなら、わがまま言ってもね」と言った笑顔が、とても優しかった。

その後、ワンフロア上にあるレストランへ。
ここも、精神障害の方たちが働いている場所。
小さなお店だけど、落ち着いたとてもいい雰囲気のところ。
畑もやっていて、そこでとれた野菜を使ったヘルシーなお料理を出してくれる。
私は今日は、精進揚げがメインになってるセットを頼んだ。茶碗蒸しや煮豆やひじき、香の物、それに雑穀ごはんと野菜のお味噌汁。デザートにシフォンケーキとコーヒーもついてくる。
すごくおいしかったし、なんだか身体に優しい感じがした。お店の人もみな、温かい感じで、また来たいなと思った。

帰り道、気持ちがラクになっていることに気づいた。
あんなにもやもやしていたのに。
悲しい気持ちや悔しい気持ち、やり切れない思いが、ふうっと煙になって飛んでいったように、軽くなっていた。

来週、仕事に行くのがイヤだなと思っていたけど、今日の雑貨のお店とレストランの話を、早く施設長さんや先輩にしたいなと思った。
私も、今日会った人たちのように、優しい笑顔の人になりたいと思った。

イヤなことばかりではない。
嬉しいこともあるなぁと思った。
またメゲるかもしれないけど、頑張ろう。
私一人が頑張っているような気がしていたけど、そうじゃないんだ。
みんな頑張って生きている。


コメント
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