すずめ休憩室

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気の向くままにつづってみました。

よさこいソーラン

2005年06月11日 | 日々つれづれ
ただ今、北海道はよさこいソーラン祭り真っ盛り。

「よさこいソーラン祭り」とは高知の「よさこい」と北海道の「ソーラン節」を合わせたもので、手に鳴る子を持ち、各チーム独特の音楽と振り付けで連日踊りを披露するというものだ。合いの手には必ず「ソーランソーラン」が入る。
今日など、民放5社のうち3社までもが朝の9時半から夕方の6時までず~っとよさこいを放送している。
あんまり興味のない私はテレビもつけず、こうやってPCに向かっている訳で・・・。

今でこそ、有名になり観光の目玉にもなったこの「よさこい」だが、始まった当初は高知出身の1人の大学生とその有志一同が作った手作りの小さな祭りだったと聞いている。
祭りが有名になり、大規模になるにつれ、参加チームも増えてきた。
それに伴い弊害も生まれているような気がする。

まず第1に少人数のチームは各賞にエントリーされなくなった。
40人以下だと少人数だというだけで参加資格が無いのだ。

そしてお金が掛かる
参加費だけで10万円以上、そして煌びやかな衣装代。
当然交通費は自己負担。
祭りが大規模になるにつれ、企業スポンサーがついているチームが増えてきた。

確かに大人数で煌びやかな衣装を身にまとい、踊る姿は壮観だ。
でも手作りの衣装で、小さいチームでも一生懸命踊っている姿は本当に地域密着という感じがするし、それまでの苦労も偲ばれて、見ているほうの胸を打つのだが・・・。そんなチームの演舞も見られなくなってしまったのだ。

「手作りの祭り」だったはずが、どんどんショーアップされたパフォーマンス的なダンス大会のようになって来ているような気がして、私自身はすっかり最近は見なくなってしまった。

でも祭りから感じられるエネルギーの強さ大きさというのは素晴らしい。

この「よさこい」は海外でも公演されることもあるらしい。海外交流に一役買っているというのだ。
また北海道の地域の祭りでもよさこいのチームを招待してるところもあり、ウチの自治体でも毎年、八幡神社の祭りによさこいパレードを行っている。
もともと「踊り」というものの発祥は神様への奉納舞が原型だというから、ある意味正解なのか(笑)

ニートが増えたり、直に人と人との触れあいが少なくなっていていると言われている昨今だが、生き生きと踊る人々の笑顔には「人間ってすごいよな」と思わせる何かがあるのも事実で、この逞しいエネルギーがあれば北海道の不景気もなんとかなるかもとそんな気持ちにもなる。

今年の「よさこいソーラン祭り」は明日日曜まで。
ファイナルに残り、大賞を手にするのは今年はどのチームなんでしょうか。

そこだけでも見るか(笑)