すずめ休憩室

日々のこと、好きなこと、飼っていたペットのことなどなど・・・。
気の向くままにつづってみました。

たれぞ~の話①

2007年06月22日 | どうぶつ回想録
ご存知の方もいると思いますが、私のハンドルネーム「たれぞ~」は昔飼っていた雀の名前。

築30年を超す我が家はあちこちガタが来てまして、いつのころからか軒下が雨で腐り穴が開くようになってました。
その穴に住みついていたのが、たれぞ~。
たれぞ~一家は家主である我が家に家賃を払うこともなく、無断で住んでいたんですが、居候されていた我が家はかなりのガタが来ており、修繕することとなりました。まだ幼かったたれぞ~は工事の大工さんの手によって「さぁ出て行って頂戴よ」とばかりに地上へ降ろされてしまいました。

会社から帰った私は工事が終わった軒下を見て廻ると、隅に見慣れない茶色の塊が・・・。その見慣れない茶色の塊こそ、子雀たれぞ~入りの雀の巣だったのです

当時たれぞ~は羽毛こそ成鳥と同じ色なものの鶏卵よりも一回り小さく、ヒナ特有の口角が真っ黄色な中ヒナでした。野良猫やカラスに襲われては可哀想なのでとりあえず家に保護したのですが当時の私は子猫はいくらでも育て上げたことがあるものの、鳥しかも野鳥は初めて。それまで読んだ飼育書は漫画「動物のお医者さん」が全て(爆)まだ今市子さんの「文鳥様と私」を読んでいればまだマシだったろうに・・・という程度の知識しかなかったのです

そんな訳ですぐさま獣医に電話したのですが、親鳥は元の位置に巣がないと育児を放棄してしまうので、巣ごと元の位置に戻して下さいと言われ・・・

それが出来ないから電話しているんだよー(涙)
折角のなけなしのお金をはたいて修理した軒をまた剥がせというのですか?先生?!(←心の叫び)

「それは無理です」と言うと、今度は「小鳥は体温が低下するとすぐ弱るので温めて下さい」と言われました。取りあえず箱にカイロを入れ子雀ちゃんを温めましたとも!が、その時は7月、さすがの小鳥も暑かったのでしょう(苦笑)口を開けてハーハーしていたのをいいことにその口へ水と餌をストローで押し込み、その日は寝たのでした。

朝起きると子雀はチュンチュンと鳴き、でっかいウンコをしていました。
※野鳥のヒナはどうも溜め糞をするみたいですね。
 1日1回するウンコを親鳥がくわえて何処かへ持っていくみたい。
 そうすることで巣の周りの衛生はもちろん、天敵に巣が近くにあることを隠すようです

一日コイツについている訳にも行かず、朝、出勤前と帰宅後に餌をやるという生活が暫く続きました。食後に籠から出してやるとまだ飛べない子雀は絨毯の上に乗せるとのっしのっしと我が物顔で歩き回ります。

私が食後に横になっていると「なんじゃこのデカイ山は?」と言わんばかりによじ登って来るのです。しかも胸側から登ると滑り落ちるくせに、腹側から登るとちゃんと登頂に成功するという幼い頃からとても失礼なヤツでした

さてさて「たれぞ~」というこの名前、ピンとくる方もいると思いますが実は某漫画から取ったもの
いずれ自然に帰そうと最初は名前をつけず「チビちゃん」と呼んでいたんです。
それが段々成長してくると、一日1回だったウンコが日に何度もするようになりましてね。そのうち朝起きてタレ、餌食べてはタレ、びっくりしてはタレ、昼寝から起きてもタレと、プリプリたれるようになったのです

あまりにタレるのでつい「お前は”たれぞ~”だ!(byみどりのマキバオー)」となった次第で・・・あはは

あんまりタレるので、変なトコに向学心旺盛な私はちょっとした実験をしてみました。

ブロッコリーや柿など色のついたものを食べさせ、その色のウンコが出てくるまでどれだけ時間がかかるかと調べてみたら・・・

きっかり1時間半で出てきました
ちなみに梨を食べさせたら、熱いおしっこみたいなのをタレてくれました。
梨って殆ど水分なのね(笑)

これならいくら喰っても腹減るはずだよ(笑)

ということで「たれぞ~ 卑しん坊編」はまたの機会に・・・