すずめ休憩室

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ハトシェプスト女王のミイラ発見

2007年06月28日 | 時事から・・・
100年前発掘のミイラはハトシェプスト女王=歯が決め手―エジプト(時事通信) - goo ニュース

ひさびさのビックネームの発見ですね~

幼かったトトメス3世の摂政になり、ファラオになれない女であるにも関わらず、男装し「王(ファラオ)」を名乗っていた彼女。

のちに王位につく継子・トトメス3世によって碑文や肖像が打ち壊されていますし、勿論歴代の王の名が刻まれた王命表からも抹殺されているので、詳しいことは判っていませんが、軍隊の中で力をつけたトトメスに王座を追われたとも、あるいは謀殺されたのではとも言われていましたが、死因はガン、もしくは糖尿病だったようです

私はてっきり後の王に疎まれた前支配者というのはその痕跡(名前)と共にミイラも抹殺されたと思っていましたが、やはり古代エジプト人にとってミイラというものは特別だったんでしようね~

この分だと異端とされ、行方が知れないアクエンアテンのミイラも見つかる可能性もあるのかも~、


もともと彼女の墓はKV20と呼ばれるところ
ここに彼女の石棺と父であるトトメス1世の石棺が共に納められていたそうです
偉大な父を敬愛していた彼女が死後も共に居たいと願ったのでしょうか・・・

だが、石棺の中には共にミイラは無し

しかも父のトトメス1世の石棺はKV38と言う墓でも発見されています

どうもハトシェプストを憎く思っていたトトメス3世が偉大な祖父トトメス1世が彼女と一緒に葬られているのを嫌がって、墓を移動したらしいという説もあるようです

今回ミイラが見つかったKV60という墓はとても小さい墓だそうで、発見当初はさほど重要視されていなかったとか・・・ここにミイラを移動したのもトトメス3世だったりして(苦笑)


それにしてもこのミイラを見つけたのがツタンカーメンを発見した、あのカーターだったと言うのにも驚いた
天国でこのニュースを知って小躍りしているかもしれませんね(笑)