有料老人ホームには建物の南側に大きな池があってそのなかに、車椅子も通れる遊歩道が
造られています。その池にはいま沢山の蓮が植えられていてあの見事な花も今が満開で所狭しと咲き誇って
います。先日家内に車椅子を押してもらって、蓮の花を見にでかけた。
丁度そこにここ「有料老人ホーム」の理事長さんが来ておられたので、僕が「見事な花ですねえ」と話しかけたら、理事長さんが「そうですねえ、近々にまた蓮の花が咲きみだれているところで、御目に掛かれるといいですね、」と云われた。
僕は一瞬何のことだか分からなかったが、すぐにハッと気づき「そうですね。その節はよろしく」といった。理事長さんもホッとされたようで、右手をすっと出されたのでぼくもだして、硬い握手をした。蓮の花が咲き乱れている所は仏教でいう「極楽」である。生前に善い行いをした人は死後蓮の花が咲き乱れているところにいくといいます。蓮の花の上には「阿弥陀如来という仏様がおられて、死者を優しく受け止め死者の望むことを叶えてくださる」といいます。
つまり、理事長さんは極楽で逢おうと云って下さったのである。
僕はパッとこの理事長さんが好きになりました。お医者様は何と言っても科学者ですから、一面氷の様な心の持ち主と思いがちですが、死後についてこんな夢のあるお話ができる理事長先生が好きになりました。以上(ダイヤ・ドラゴン)
蓮の花
これからは 死に向かっていることを悟って生きて行くことが積極的な生き方なのかもしれません
私を診察してくれる医師も 人間みんな死ぬんだでよう 死ぬ準備をしていかないかんぞ と言っています。これが仏教でいう 悟り なのでしょうか
います。
それより、貴兄の思考は真っ直ぐに核心に迫るところが若い頃とかわりませんね。敬祝・慶祝