今日は降水確率が40%とかで畑仕事は延期、終日読書(武田邦彦著『エネルギーと原発のウソをすべて話そう』産経新聞出版)とパソコン。過日友人に誘われて武田先生の講演を聞きに行ったことがあります。この書名は軽々しくて好みではありませんが、先生の講演はなかなか聴きごたえのあるものでしたから、つい購入した本です。
「麦秋(ばくしゅう)」とは俳句の季語にもなっている言葉で、麦を収穫する季節、つまり初夏のことです。蒸し暑いイメージをあえて避け、収穫の喜びを込めた表現になっていると思います。私もこの季語にあやかって我が菜園の恵みに感謝しながら、このHPをアップします。上の写真は庭の隅のプラム(大石早生)。4月に「フクロミ病」が大発生し、今年もダメかと落胆していましたが、多くの幼果が病に打ち勝って実をつけてくれました。完熟を待って収穫し、少し冷やして食すれば素朴な味わいに、ご先祖様(江戸時代の農家)の喜びが体感できます。
梅も今年は豊作です。私の好みで、実が少し黄色みを帯び触れただけで落ちそうになったころ収穫し、家内に低塩で漬けて貰います。こうすれば、果肉が軟らかく、ご飯のお供に最高の一品になります。
ジャガイモも、近年にない豊作でした。理由は苗芋の植え付けを、師匠の御指導通り忠実に実行したことです。種芋の切り分けに若干不手際があり、当初、苗の成長に不揃いが見られましたが、ひ弱な苗も見事に追いついてくれました。
トウモロコシも間もなく収穫です。これも不行き届きのある播種でしたが、大自然の恵みは、稚拙な作り手を励ますように、困難を乗り越えてくれます。ここまでの作物は私の担当。
次の写真は家内の丹精によるもので、とくに、一夜の内に葉を葉脈だけにしていまう「ウリバイ」という害虫との戦いが壮絶でした。でも植物の生命力と、朝夕捕虫網(タモ)でウリバイを追っかけ、近所の子どもに「おばさん、チョウチョを取ってるの?」と聞かれたほどの執念が勝利し、可愛い実をつけてくれました。その名は「アリスメロン」
蒸し暑い日が続きますが、これも大自然の恵みと、ちょっと無理しながらも、感謝しています。