2~3日前の毎日新聞に投薬についての記事が載った。どこかの市民病院で高血圧の人が飲む薬を低血圧の人に渡してしまい飲んだ人が死亡したという記事。20年間も高血圧の薬を飲み続けてきた私にとっては、とても身近な問題としてショックを受けた。
私も降圧剤の中に一種類いつもと違う別の薬が入っていたことがある。それから、薬に対して神経質になり、そんなことでしぼうするとは、とても思えなかったが、そういうこともありうると考えた。
私の場合事前に気が付きクリニックへ電話したら、薬剤師の方が「すぐお宅へ伺います」ということだった。私はたまたまクリニックの近くに用事がありクリニックへ寄ると、薬剤師の方が、飛び出てきて謝罪された。「先生からもお話があります」と云って、またも謝罪を受けた。私は少しオーバーな気がしたが、今では其れが正当だったかも知れないと思う。
私はいま10種類以上の薬を朝・昼・夕に分けて飲んでいる。つい先日今度は私のミスで、夜の薬と朝の薬を取り違えて飲んだ。飲んでからすぐオレンジ色のカプセルは夜にはないことに気付きシマッタと思った。急いで事務室へ向かい薬局へ電話をしてもらった。事務室のスタッフは電話でハイハイと何十回も繰り返すのみで、私にとって長い長い時間が過ぎて行った。
結論を云えば夕方の分を朝飲むようにということで、たいしたことにはならなかった。それ以後薬に対する考えがとても慎重になった。(E)
10月の夕やけ