かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

花壇と菜園からのご報告

2013-04-30 | 気ままなる日々の記録

 いい季節になりました。曼陀羅寺公園の「藤祭り」は連日大賑わいで、大規模な交通渋滞が発生しています。こんな日は花壇や菜園の手入れに勝る仕事はありません。我が家の庭は、今、サツキが真っ盛りです。

    

                  

  菜園に目を移すと、通称「トマトとナス、キュウリの行燈」、さやえんどう、ジャガイモ、イチゴが、春の陽を一杯受けてスクスクト育っています。「行燈」というのはどことなく姿が似ていることから来た俗称です。苗がまだ小さいときに畑に定植すると風で倒れて成長の妨げになりますから、防風壁を作ってやるわけです。これは「昔の方式」で、今ではネットを被せたりトンネルを作ったりするのが一般的ですが、私はあえて“昔の方法”を採用している訳で、近くを通る人の中には「懐かしいなも」と声をかけてくださる人もいます。左の写真はトマトの苗です。

       

      

 上の写真の右が「さやえんどう」、左が「じゃがいも(男爵)」です。男爵は芽を2本だけ残して後は撤去し、根元一杯に土を寄せます。
この作業を「土寄せ」と言っていますが、第一回の土寄せを終わったところです。下がイチゴ。まあ順調で沢山花目が出てきました。

 近々に藁を敷いて、赤くなったイチゴが土に触れて、お尻を虫に食べられないようにする必要があります。

                                           

 次回は、「逆さ傘」方式で大胆な剪定をしたプラムや、昨年は後半で失敗したキイウイなど、庭の果樹の様子をご報告いたします。

 

 


庭の八重桜が満開になりました。

2013-04-16 | 気ままなる日々の記録

 ここ2~3日は暖かい日が続き、庭の八重桜が満開になりました。何万年かの桜の歴史の中で、突然変異や人間による選別によって、こんなに見事な桜が誕生したことに、心底驚かされます。こんなことを思いながらこの桜を見るようになったのは最近のことで、のんびりと日々を送っているからでしょう。有り難いことです。

       

  

 そう云えば、チューリップも満開です。球根を大きくするために植えたのに、今年は開花が早くて蕾を取るタイミングを失して、こんなに咲かせてしまった、とは配偶者の弁。来年に残す球根の選別が難しいのだそうです。

   

 チューリップの向こうに見えているのが、ただ今工事中の「キイウイの棚」です。もうほとんど完成。立派な棚ができたのに苗は笑えるほど小さいと云わないでください。今年中に枝をいっぱい広げると思います(希望的観測)。

 

 昨日と今日は快晴。本当は庭仕事がしたいのですが、締め切りの追われて終日パソコンに向かっています。近くのお宮で見つかった29本の“棟札”を、時代順に整理して解読し、更に歴史的な背景等も考察しながら一冊の本にまとめ上げようという話があって、そのお手伝いをしているからです。「棟札」というのは、お宮の改修などをしたとき、改修の趣旨、願い事、大工の棟梁、氏子の代表者の名前などを書いて「奉納」した木札のことです。発見された棟札で一番古いものは1623年奉納、江戸時代、三代将軍家光の時代のものでした。立派な本を手作りしようというのですから手間暇がかかります。

 


枝垂れ桜が終わって八重桜が開き始めました。

2013-04-11 | 気ままなる日々の記録

 私の場合、老後の一日が一段と速く過ぎ去る気がしてなりません。これといってまとまった仕事をしたわけでもないのに、どんどん過ぎていきます。庭に目を移せば満開のプラムが終わって枝垂れ桜が満開となり、道行く人々に褒めていただいたのもつかの間、今ではその桜も終わって、八重桜が間もなく満開を迎えます。昨年は「八重桜の塩漬け」を作って、惣菜に花を添えたりしましたが、今年はそれを作る暇もなさそうです。

        

 今お手伝いをしている仕事は、「平成大修理事業」と称して2年半かけて進めてきた神社改修工事の「記録の作成」と、その際発見された29本の「棟札」の整理と判読製本化です。一番古い棟札は1623年(三代将軍家光の時代)に奉納されたものです。

 自分の仕事は、第一が春物野菜(私の場合は、メインがトマト、ナス、キュウリです)の植え付け準備で、第二が、キイウイの棚の増築です。

        

 棚の増設工事は意外に難航しています。支柱を1本立てるのも“真に垂直になっているか”の測定が意外に難しく、その上、高さも、他の支柱と比べて高くも低くのないように固定することの難しさが付いて回ります。測定機器さえあればお手の物ですが、手元のある測定機器は巻尺と吊り下げ分銅だけ。(写真に黄色の糸の吊り下げ分銅が微かに映っています) こちらは間もなく完成です。

 

 毎年この時期に紫色の美しい花を咲かせてくれる写真の木、実はこの木の名前が分かりません。四半世紀前に亡くなった母が植えた花木です。母は一時期、女学校時代の友人と「花木同好会」のような会を作って、ワイワイ騒いでは通販で苗木を取り寄せ庭に植えていました。それらの木々はほとんど枯れてしまいましたが、この木は珍しく生き残ったものです。この花木の名前が分かる人は教えてください。