3.5本(1本はまだ子ども)のプラムの剪定を終えて、晴天の日を待っていました。一昨年から悩まされているフクロミ病駆除のために薬剤散布がしたいためです。昨夜気象情報を見て決行と決め、朝から準備に入りました。数日前買い求めておいた薬剤の封を切り、説明書をよく読むと、「難あり」という気がしてきました。と言いますのも、お目当ての薬剤がなくてお店の人の勧めるままに別の商品を買ってきたのですが、どうも買い求めた薬剤はフクロミ病には効果がないような気がしてきたのです。箱の外の説明文では良さそううに思えたのですが……。そこで急遽定番の「石灰硫黄合剤」に切り替え、これを買いに出かけました。
帰り、北西の彼方に、神々しくクッキリと輝く白銀の伊吹山! いてもたってもいられずカメラを取ってビュー・ポイント(木曽川堤)へ直行。
腕が悪いか、カメラが悪いか、写真はよくありませんが、実際の風景は最高で、しばし見惚れていました。仕事を途中で放り投げて、河原に一人佇(たたず)む。これまた酔興なことですが、でも「ありがたいことだ!」という心境です。
帰って作業開始。5リットル用ガソリン・タンクを日当たりのよい場所に置いておいたのがよくて、エンジンをすぐにかかり、作業は順調に進みました。
プラムの剪定は、柿に比べてたくさん枝を残しています。プラムの開花は桜のようにビッシリで、すべての花が実を結ぶ訳ではなく、その上「自主摘果」ともいうべき能力で、条件の揃わない実は小さなときにすぐ黄色くなって落ちてしまいます。だから多めに枝を残してもよいという判断です。石灰硫黄合剤をたっぷりとかけました。強力な味方は混合ガソリンでエンジンを駆動する噴霧器です。我が家には、人力、電力、エンジン力の3種類の噴霧器があります。
この噴霧器を購入するにあたって一番注意したのが「クラウンのトランクに載るか」ということ。仕様書から縦・横・高さのサイズを調べ、同じ大きさの直方体をつくり、出し入れを実験したのち購入しました。