鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1101回】 増税後の影響は?

2014年01月05日 | 住宅コンサルタントとして
増税後の影響について、さまざまな業界紙、それから新聞やTVでいろんな予測がされています。

今日の日経新聞には、「増税 『影響 限定的』52%」という見出しが載っていました。

景気も株価もいろんな企業の業績も非常に改善されていますから、
こういう見方になるのは、ある種当然かもしれません。

ただ、私は住宅業界においては、全く当てはまらないデータだと思います。

特に地方都市の住宅会社の経営者は、これらの情報を全くあてにしてはいけません。

2013年における業界の駆け込み受注状況は、明らかに異常だと個人的に思っています。
そもそも、人口は減少し続け、若い世代の持ち家取得の意欲は減少しています。
そんな中での、あの駆け込みだったのです。

需要を思いっきり先食いしただけのことです。

先食いの後に待っているものは、干からびた市場・・・。

だから、今、住宅会社としてしなければならないことは、
これまでの成功体験に酔うことなく、新たな市場の開拓であるはずです。
もしくは、新たなビジネスモデルへの挑戦のはずです。

これまでの成功体験に酔っていては、2014年、15年は撃沈してしまうのです。

経営とは、常に最悪のことを想定し、それでも会社を潰さないように手を打っていくことです。
お客様、従業員さん、取引先の業者さんを守っていくことです。

増税後、市場が冷え込む前提で、経営の戦略を立てたいものです。
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