鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3419回】 都心に憧れない価値観

2020年05月10日 | 住宅コンサルタントとして

私が住んでいるところは、自然豊かで

自宅からは琵琶湖が眺められ、

更には比良山や比叡山もすぐで、

琵琶湖の水面や山々の日々の変化を楽しめる、

本当に住むには良い場所だよな、と感じています。

 

そして京都駅までは電車で30分、

伊丹空港まで車で1時間と、

どこに移動するにもキーとなる駅や空港も近く、

それでいて地価も坪あたり20万以下と、

環境面だけでなく、コスパは非常に良いと思っています。

 

「東京に拠点を持たないのですか?」

「なぜ滋賀県に?」

 

というような質問を起業後、いただいたりもしました。

 

また、「東京の方がビジネスチャンスが広がる」

というような助言もいただいたりもしましたが

自然豊かな環境に住みたいし、

子どももそういう環境で育てたかったこともあり、

滋賀から全国に移動するという決断をし、

今に至ります。

 

起業した10年前に、このような感染症が広がると、

当然ながら予想なんてしていませんでしたが、

この立地が良くて適度な田舎という、今の環境は

本当に最高だよなぁ、と心から思います。

 

インスタのストーリーズでたまにUPしていますが、

ロードバイクを漕ぎながら、あの絶景を毎日、

眺められるっていうのは最高です。

 

今、毎日家族全員で散歩もしていますが、

徒歩で5分歩くと、カエルの声が聞こえる、

大きな田んぼがありますし、

歩道は非常に広くて三密なんてことがありません。

 

一方、都心部やその周辺の住宅地では、

スーパーの中も三密のようですし、

散歩しようにも歩道も狭かったり、歩道が無かったりと

ウィルスには非常に弱い環境のような気がするのです。

 

過疎化に悩む地方は、

今こそ自分の街の魅力をYouTube等で配信し、

移住者を増やす活動をするチャンスだと

個人的に思っています。

 

私、滋賀県大津市の広報担当になったら、

ここでこういう映像を撮影し、こういう音楽を流して、

 

「このエリアに住むとあなたの人生、こう変わる」

 

ということが伝わるようなマーケティングをしたいなぁ、

なんて、ロードバイクを漕ぎながら考えたりしています。

 

今、都会に憧れない価値観を持っている人が、

少しずつ増えていると思います。

 

都会に集中した人と富を地方に再分配する良い機会。

 

地方都市の首長さんや政治家、役人の方たちにとって、

千載一遇のチャンスだと思います。

 

そして住宅会社、不動産会社の方々も一緒になって、

地域を少しでも盛り上げていけば、

地方都市がもっと良くなるなぁ、と個人的に思います。

コメント
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