鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4711回】 「お客様が求めているものは何か?」をトコトン考える

2023年11月23日 | 住宅コンサルタントとして

商売で重要なのは、

 

「お客様は今、何を求めているか?」

「どういう商品・サービスであれば、購入を検討していただけるか?」

 

ということを常に考え、

そういう商品やサービスを開発したり、

改善を繰り返していくことです。

 

頭では誰しも理解できることなのですが、

では実際に住宅業界において、

それを実践できている会社はどれくらいの比率なのかな、

と個人的に思っています。

 

建築畑をバリバリ歩いてきた方や

こだわりが強すぎる経営者や設計に多いのが、

自分が好きなデザイン・テイストでモデルハウスを建てたり、

商品化したりすること。

 

たまたま今、家を建てようとしている方の好みと

自分の好みが合っていれば、

集客や受注の成果につながるのです。

 

それは、素晴らしいことです。

 

でもお客様の嗜好は、常に変化するのです。

 

たまたま自分の好みがある時代のお客様のそれと一致し、

そこで成功体験を得た経営者・設計士は

お客様の嗜好が変わると、その変化についていけないのです。

 

その昔、島田紳助さんが若手芸人さんに

お笑いの授業をされました。

 

その中でXとYについてお話されています。

 

Xとは、自分の強み・特徴。

 

Yとは世の中の変化。

 

自分の強み・特徴を時代の変化に合わせ、

少しずつ変えていくことが長く売れるコツである、

と紳助さんはその授業でおっしゃっています。

 

たまたまXが時代のニーズと合い、爆発的に売れるのが一発屋の芸人。

 

でも一発屋さんは、長くは売れ続けないですよね?

 

このXとYの法則は、住宅業界にも思いっきり当てはまります。

 

住宅業界におけるYを予測し、

そのYに合わせて自社のXを進化させていくことが

皆さんの会社はできているでしょうか?

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