鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4715回】 未来ある若いスタッフさんたちに、稼ぐ力をつけていただけるよう・・・

2023年11月27日 | 住宅コンサルタントとして

1972年生まれの団塊ジュニア世代の私たちは、

まだ恵まれていたと思います。

 

就職した頃、まだ人口は増えていましたし、

大抵の会社の業績は上がっていて、

明るい未来をイメージできていました。

 

将来に対し、あまり悲観的になることも少なかったと思います。

 

バブルは崩壊していましたが、

それでも景気はまだ良かったですし、

世の中、明るいニュースが多かった。

 

でも今の時代、ニュースとしては

悲観的な情報が多いような気がします。

 

高齢化が進み、若者一人当たりの負担額が増えるとか、

世界を舞台とした日本の競争力が衰えているとか、

給与のUP以上に物価が上がっているとか・・・。

 

最も悲惨なのは、労働時間の規制とか、

競争力をそぐようなアホくさい制度のおかげで

量をこなしづらくなっていること。

 

そしてちょっと厳しい指導があると、

「パワハラ」と称し、指導者を叩きがちであるということ。

(厳しい指導とパワハラは全く別物だと思っています。

理不尽なことをさせるパワハラは、言語道断です)

 

資源も無い日本が世界との競争に勝つには、

生産性の向上しかない訳ですが、

生産性を向上させるには、量をこなさないとダメなんです。

 

量をこなす中で、感覚的にコツをつかみ、

生産性って上がっていくので・・・。

 

自分の強い意志で、いろんな時間を使って量をこなす。

 

仕事を終わらせ、自宅に帰ってからも

コツコツと学び続けることが大切です。

 

若いうちに量をある一定以上、こなしておかないと、

生産性はあがらないので、

勤務時間以外の時間の使い方が重要となるでしょう。

 

そして日本全体として、稼ぎにくくなる中、

若いうちから力をつけ、稼げる力をつけておかないと、

50代、60代となった時に本当に大変になると思うのです。

 

「未来ある若者」ではなく、

「稼げる力をつけた若者に未来がある」というのが正しい、

と個人的に思っています。

 

「稼ぐ力」とは、仕事で成果を出し、

適正な粗利益を得られる力です。

 

その力を身につけていただけるよう、

クライアント様の若いスタッフさんたちに、

これからも小さなこと、面倒なこと、

本質的なこと、手間がかかることをお伝えしていきたい、

と思っています。

コメント
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