弊社の一部のクライアント様には
断片的にお伝えしておりましたが、
2030年以降の住宅業界はどうなっているのかをイメージし、
市場の変化に適応できるような提案を
2024年年始からゴリゴリやっていかなければならない、
と個人的に考えております。
2030年頃に家を建てる中心世代は、
1990年~2000年に生まれた方たちです。
そうです、我が家の子ども達と同年代の方が
住宅業界におけるメイン顧客層となります。
この世代の方たちは、人口もそれほど多くないのに加え、
30歳前後で結婚し、子どもをつくる、という、
いわゆる昭和時代の価値観とは全く異なる価値観を
皆さん持っておられると思います。
例えば、自分の給与の大半を推しメンの応援に費やしたり、
趣味に没頭している方もかなりおられるかと。
人口減に加え、結婚して子どもをつくるということに
価値を感じない方も増えているような気がしており、
晩婚化+少子化に加え、独身のままの方も多そうな感じ。
ということで、人口減少のスピード以上に
住宅が建たなくなることが
容易に想像できてしまうのです。
更に収入格差も今より相当ひらいており、
家を建てられる方は相当減ると思っていた方が良さそうです。
ということで、市場内で受注をたくさん獲得し、
数で勝負するというのは、かなり愚策だと思います。
社員さん1人あたり年間2棟くらいのペースで、
1棟平均粗利を750万以上いただくビジネスモデルが
個人的に理想なのではないか、と思うのです。
となると、1棟あたりの平均単価は2700万~3000万くらいを目指し、
商品開発やブランディングをやっていくのが良いかと思います;
所得がある一定以上のお客様に選ばれる住宅会社となり、
質の高い住宅を提供していく。
それで十二分に損益分岐を超える収益性を実現する。
これが2030年以降の住宅会社の一つの在り方だと思っています。