鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4742回】 情熱の源は何か?

2023年12月24日 | 営業マンとして

いろんな会社のいろんな経営に携わらせていただいて、

個人的に感じているのは、

多くの会社の業績不振の要因が、戦略の間違い、

ということはあまりないということです。

 

今、扱っていただいている商品、

今、取り組んでいただいていること、

今、やっているマーケティングが

大きくピントを外していることは、ほぼ無いです。

(というか、弊社のクライアント様でそういうことがあったら、

それは私の責任です)

 

では、なぜ業績が上がらないのか?

 

その原因は大きく分けると3つあります。

 

1つは、スピードと量が全然不足していること。

 

正しいことをやっていただいてはいるものの、

その実行スピードが遅く、結果量が不足しているので、

成果につながっていない、というパターン。

 

2つ目は、自己流に解釈されており、

そもそもやっていただいていることがズレてしまっているパターン。

 

そして3つ目は、情熱不足。

 

取り組んでいただいていることの量も足りている。

更にピントもズレていない。

 

ただ、実践する営業マンに熱意が不足していて、

お客様の心に届かないケースもあるのですね。

 

住宅営業や保険の営業など、

形が無いものを販売する際に、

営業に求められる要素の一つに「情熱」があると

クライアント様に教えていただきました。

 

自分自身、情熱はかなりある方だと思いますし、

そもそも情熱が不足している方の気持ちが

個人的にあまり理解できません。

 

ただ、情熱が無い方だと

やはり売れづらいかと思います。

 

そこで情熱の源について、自分なりに考えてみました。

 

まず情熱の意味を調べてみると、

 

「ある物事に向かって気持ちが燃え立つこと」

 

とあります。

 

営業マンであれば、会社や個人の目標達成のために、

そしてお世話になっている上司に貢献したい、

という気持ちが強ければ、気持ちが燃え立つと思うのです。

 

これは間違っているかもしれませんが、

情熱の源は、自分を雇用してくれている会社、

それから育ててくれた上司などへの感謝の気持ちが

自分の気持ちを奮い立たせることにつながるような気がします。

 

すなわち、情熱が不足している方は、

 

「お世話になっている会社や上司に少しでも貢献できれば・・・」

 

という感謝や奉公の気持ちが欠けているのかもしれないですね。

 

もう少し異なる言い方をすると、

自分のことしか考えていないというか・・・。

 

でも感謝の気持ちが不足していたり、

自分のことしか考えていない方から、

買いたいお客様はほぼいないですよね?

 

魅力をそれほど感じないですから。

 

情熱の源は、感謝と奉公の気持ちではないか、

と個人的に感じたのでした。


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