鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3245回】 激動の時代を乗り越えるために・・・

2019年11月18日 | 住宅コンサルタントとして

経済ニュースを定点観測していれば見えてきますが、

もう本当に世の中の変化のスピードは速いです。

 

20世紀の雇用や経済発展を担ってきた自動車産業も

いよいよ市場規模が頭打ち、そして規模縮小が目の前です。

(国内ははるか前に縮小が始まっていますが、

世界的にも頭打ちが目の前に来ているのです)

 

そして今日の日経MJに載っていたのは、

紳士服業界の不振で、

業界最大手の青山も赤字に転落したそうです。

(個人的に、青山のデカい看板が

我が家の近くの琵琶湖の景観を悪くしているので、

絶対に青山で買わないと決めています)

 

他の紳士服大手3社も赤字だそうで、

若い方からしたらダサいイメージしかないと思うのですね。

 

今、新築業界。リフォーム業界共に、収益性はまだ高いですが、

業界全体が一気に儲かりにくい市場になるかもしれません。

 

そうなったときでも、収益性を維持し、

社員さんを雇用し続け、協力業者さんに仕事を出し続けられる会社を

当然ながら目指していかなくてはなりません。

 

新築・リフォーム・リノベ・不動産と

これらの事業を有機的に結び付け、

こだわりの強い方には注文住宅、

予算的に限界がある方にはリノベ住宅、

そして自社のOB様を中心にしっかりとメンテナンスをおこない、

快適に暮らせる住環境を提供していける企業を

クライアント様と実現したいなぁ、と個人的に思っています。

 

そのためには、まず注文住宅で50棟以上を維持しつつ、

新卒さんを採用し続け育成できる力を持たなければなりません。

 

足腰の強い企業をつくるには、

人材の採用育成からスタートしなければなりませんが、

そのためにも安定した収益性を持っておかなくてはならないのです。

 

これが出来ているクライアント様は、

やはり取り組んでいただいてから今日まで、12年かかりました。

 

経営は長期的に考えなくてはならないのです。

 

新卒未経験の方を採用し、育成し続けられる会社が、

最後には勝ち残るのです。


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