8月20日の日経MJで
ファストリの柳井正会長のインタビュー記事が掲載されていました。
柳井会長の経営に対する考え方が引き出されている、
非常に良い内容の記事でしたが、
その中で柳井会長がおっしゃっていたのが、
タイトルにもさせていただいた、次の言葉です。
以下、日経MJより引用。
「海外に出る時には3つの問いがある。
1つ目は
『あなたは何者で他の企業やブランドとどこが違うのか?』。
2番目は
『世界中でどんな良いことをしているのか』。
最後は
『その国でどんな良いことをしてくれるのか』という問いだ」
以上、引用終わり。
住宅会社として経営する上で、
自問自答すべき言葉ではないかと思います。
あなたの会社は何者なのか?
他の住宅会社と比較して、どこが違うのか?
地域社会でどんな良いことをしているのか?
お客様や取引業者様、自社スタッフさんに対し、
どんな良いことをしてあげたいのか?
こうした問いに明確に答えられる住宅会社となるためには、
経営者や役員が自分たちを定義づけするところから
スタートするのかな、と思います。
自分たちの都合で組織や商品、しくみをつくっていくと、
他社との違いを打ち出すことは、非常に難しくなります。
他社との差を打ち出せない会社が、
価格の安さに走ったりする訳ですが、
そういう会社が市場が縮小した際にどうなるかは、
皆さん、ご承知の通りです。
他社との違いをつくって、お客様に
「こういう点でお役に立てる会社です」
「ここが同業他社と違うんです」
ということを明確に伝えられるポイントをつくる。
中小の住宅会社の経営者は、
そこを徹底的に考える必要があると思っています。