鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3484回】 時代の変化についていけない企業・お店

2020年07月14日 | 住宅コンサルタントとして

今回のコロナの影響で、

小売業の大半は業績に苦しんでいる、と思っている人は、

自分の情報収集力を鍛えなおした方が良いでしょう

 

百貨店やイオンなどは自粛で店を閉めていましたが、

地方都市の路面店で、オーナーの判断でお店を開けていたお店は、

売上が昨対で猛烈に伸びているところが大半なのです。

 

住宅業界も、お客様の来場はむしろ上がっていて、

しっかりとしたマーケティングができている会社は、

今、猛烈に忙しいですし、多くの商談を抱えています。

 

個人的に思うのは、ショッピングモールと百貨店は、

もう正直、キツイよな、ということ。

 

もうモノを買うのに、お店に足を運ばないですよね、

お年寄り以外は・・・。

 

ファッションの世界は、D2Cに一気に動いていますから、

もう高い家賃を払ってイオンモールや百貨店に出店したり、

高い固定費をかけてお店を持つ必要はないのです。

 

今、完全に飽和状態なのに、

まだイオンは出店を繰り返しています。

 

でも、開業時にテナントが埋まっていないことも多く、

テナントも契約更新時に契約を延長しないことも多いようで、

おそらく一時のピエリ守山のようなイオンモールが

今後続出することでしょう。

 

そして昨日、お伺いしていたクライアント様で、

以前、イオンに出店しようかどうかを検討していて、

出店説明会に参加した時に、

 

・かなり上からの強気の発言

・説明会に得体のしれないオッサン(イオンの偉い人?)が大量に居た

・出店を見合わせる旨を伝えると、担当者から脅しのような言葉

 

というようなこともあったそうです。

 

業態的に終わりが近づいているにも関わらず、

そのことを未だに理解できていないのでしょうね。

 

 

また先日、京都に出た時に、

大丸の前で浴衣のディスプレイが見事にされていて、

思わず欲しくなり、浴衣売り場に行きました。

 

そこにいたのは、

ずっと雑談している年配女性スタッフが3人。

 

「地下のディスプレイにあった、素敵な浴衣ってどれですか?」

 

と聞いても、全くマネキンさんのディスプレイを理解していないのです。

 

で、私たちで探し出し、試着をしたいとお願いしたところ、

その段取りの悪さとやる気のなさに、買う気がゼロになりました。

 

というか、お客さんは私たちだけなのに、

何でやる気のない女性が3人もいるの?

 

こんなことでは、百貨店で買う人、ますます減るよなと思いました。

 

 

小売の世界では、百貨店やGMS。

 

そして住宅業界で言えば、総合展示場とハウスメーカー。

 

これらが、時代の流れについていけていない代表です。

 

そうならないために、

危機感を持って自分たちが変わっていかなくてはなりません。

 

今のビジネスモデルが、

秒で通用しなくなることも頭に置きながら、

常に変化していきたいですね。


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