鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3841回】 自分とは合わない人との付き合い方

2021年07月06日 | 住宅コンサルタントとして

人間、誰しも合わない方、苦手な方は存在します。

 

そういう方と仕事上でお付き合いしなければならない場合、

どう接し、どう考えると良いのか?

 

それを自分なりにまとめてみたいと思います。

 

最初に建材メーカーに勤めさせていただいた際、

ルート営業マンとしてお客様を訪問させていただく中で、

非常に苦手な方が何人かおられました。

 

物凄い圧をかけてこられる方、

露骨に嫌な顔をしたり、無視する方、

更には今なら完全にパワハラ・モラハラに

該当する言動の方など、

いろんなタイプの方がおられました。

 

当時、インターネットもスマホも無いので、

お客様との面談数と売上はガチに比例しました。

 

だから営業マンとして結果を出すためには、

苦手なお客様でも訪問し、営業しなくてはなりません。

 

若かりし頃は、お客様のオフィスの前まで車で行き、

駐車場に車を停めようとしても

何だか気分がのらずに一度、そこから出て、

また車で数分、呼吸を整えてから訪問する、

というようなことをしていました。

 

要は、嫌なことから逃げたい自分と、

ここで逃げたら成長できないと理解している自分が、

心の中でぶつかり合っていた感じです。

 

ところが、大好きなお客様ができると、

苦手なお客様の後に大好きなお客様を訪問し、

心の傷をいやしていただく、ということを覚えました。

 

そしていろんな経験を積ませていただく中で、

苦手なお客様と逃げずに向き合い、

どうやったら受け入れていただけるのか?

どういう立ち振る舞いだと好かれるのか?

ということを考え、行動していく中で、

突破口が見えて、克服したお客様もいます。

 

その一方で、人格否定をされたり、

暴言を吐かれたりと、

人として許せない対応をされたこともあります。

 

でも、こういうことがあったおかげで、

何をしたらいけないのか?

どういうことをされると許せなくなるのか?

ということを学ぶことができたと思います。

 

私は頭が悪いので、

そういう経験をしないと理解できないのです。

 

更には精神的にタフにもなれました。

 

これも20代、30代前半の営業マン時代の経験が、

とにかく大きいよなぁ、と感謝しています。

 

 

気がつけば、私自身、50歳手前。

 

理不尽なこと、人格否定的なことを言われることが

ほぼありません。

 

とても恵まれていることですが、

これだと素晴らしいクライアント様と

ご縁を頂戴できていることのありがたみが

理解できなくなるかも・・・。

 

と思っていたら、久しぶりに筋が通っていない、

メチャメチャなことをある方から言っていただきました。

 

かなり礼を欠いた、非常識な対応でしたが、

でも最近、本当に幸せで快適なことばかりで、

こういう気持ちになる経験が無かったのです。

 

相手が言っていることはメチャメチャなのですが、

その中でどう折り合いをつけて、

少しでもベターな着地点を探すのか?

 

そういう思考方法のトレーニングにもなりますし、

何よりまた心がタフになります。

 

価値観がまるで合わない方、

理不尽であったり、むちゃなことを言う方、

こういう方とどうすれば、少しでも良い関係を築き、

プラスの結果に持っていけるのか、ということを考えると、

ちょっと成長できるのかな、と思います。

 

合わない人から安易に逃げず、

そこと向き合い、試行錯誤を繰り返すことで、

人は成長できるのかもしれませんね。

 

私、頑張ります。


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