鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5069回】 能力高くとも、メンバーを不快にさせるような人を採用してはいけない

2024年11月15日 | 住宅コンサルタントとして
住宅は、社内・社外のたくさんの方たちと
協力し合ってつくっていくものです。

営業マンがどれだけ優秀でも、
設計や工事担当者、大工さん、基礎屋さん、
プレカット屋さん、設備屋さん、電気屋さんなど
いろんな方の力を借りなくては、
家は完成しないのです。

だからいろんな方と協力しながら、
周囲の人が気持ち良く仕事ができるよう、
周囲に配慮したりだとか、
自分一人で仕事をやっている訳ではない、という謙虚さを
持てているのか、ということが重要になってきます。

稀に40代、50代なのに、
もの凄く偉そうに立ち振る舞う営業マンとかがいます。

その年齢だったら、本当は紳士的にふるまい、
周囲の人たちを立たせてあげて、
皆が気持ち良く仕事ができるようにふるまって欲しいのですが、
何か自分の感情丸出しで、
しかも自分がいるからこの会社が回っている、というような、
中学生の反抗期のような態度を会社の上司に対して取る、
そんな方もいます。

私、仕事が出来るけれど、周囲と上手にやっていけない方は
基本的にお辞めいただいて、独立していただくのが良い、
と思っています。

人として周囲に感謝でき、
いろんな方たちの事情も考慮しつつ、
ベストな決断をし、周囲も納得させられる方が
営業のリーダーにはふさわしい。

能力だけで人を採用してはいけないのです。
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【第5068回】 苦手なお客様のタイプを知り、対策を打つ

2024年11月14日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社にはいろんなタイプのお客様が来られます。

例えば、ご主人が圧倒的な主導権を持っているご夫婦だったり、
その逆で奥様が完全に主導権を握っているお客様。

はたまた、断熱性能や耐震性能にこだわりたい方もいれば、
とにかく価格重視の方もいたり。

自分たちがどんな家を建てたいのかを
積極的にお話してくれるお客様もいれば、
こちらが何をお伝えしても反応が薄い方もいたり。

こうしたいろんなお客様が来場される訳ですが、
自分が得意なお客様のタイプと
自分が苦手なお客様のタイプを
しっかりと把握できていますか?

ほとんどの住宅会社の営業マンは、
自分の得意・不得意をあまり認識せずに
お客様の前に立っているかな、と思います。

でも例えば自分が苦手なタイプのお客様を
得意としている営業マンも社内にいたりする訳です。

自分が苦手なタイプのお客様を得意としている社内の営業マンに、
商談をどう進めたり、どういう姿勢でお客様に接しているのかなどを
教えていただくと、苦手なお客様を克服できるかも、ですね。

自分が苦手なタイプのお客様は、どんなタイプの方ですか?
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【第5067回】 商売が順調な時こそ、危機感を持つ

2024年11月13日 | 住宅コンサルタントとして
業績が今、芳しくない会社は、
なぜ業績が下がってしまったのか?

その理由はただ一つで、
今のお客様が価値を感じるマーケティングができていない、
今のお客様が欲しいと思える商品を用意できていない、
今のお客様が求めるレベル以上の提案ができていない、
ライバルよりも商品力や提案力が落ちている、
すなわち、「お客様とライバルの変化に適応できていない」からです。

でも今はイマイチの業績の会社でも、
過去は業績が良かった時代があったのです。

過去、業績が良かった時に、
そこにあぐらをかかず、
今の自分たちの商品やマーケティング、提案力では
いずれライバルに抜かれるか、お客様に満足されなくなる。

だから今のうちにもっとレベルを高めておかないと!

という思考に至らなかったのです。

当時の業績の良さに油断し、胡坐をかいてしまった。
自分たちの実力を過大評価してしまった。

その間にコツコツと力をつけてきたライバル。
その間にいろんな勉強をして目が肥えたお客様。

そこに適応できなくなったのです。

今、商売が順調な会社、
今、受注が順調な営業マンほど、
危機感をもちましょう。

ちょっと油断すると、すぐに通用しなくなるのです。

この順調さが長く続く訳がない、と思い、
顧客のニーズの変化、ライバルの変化を予想し、
そこに先回りできるよう、進化し続ける。

そういう会社、そういう営業マンが一流なのです。
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【第5066回】 自分が通用しなくなったら、どうする?

2024年11月12日 | 住宅コンサルタントとして
住宅業界は全体的に見れば、厳しいかと思います。

実際、弊社のクライアント様でも
業績を落とされている先もあります。

高齢化や少子化、所得の二極化により、
住宅会社に来場されるお客様の数は、
過去のようには戻りません。

少ないお客様をめぐって
住宅会社が営業を仕掛けるので、
当然ながら昔に比べ、
1棟のご契約の難易度は上がっているのです。

全国のクライアント様の営業マンを拝見していて、
私自身が感じているのは、
過去の注文住宅の世界で
年間18棟以上売る一流の営業マンは、
契約棟数が下がっていません。

年間8~12棟くらいの、平均的な契約棟数の営業マンが
やはり受注棟数をかなり落としていて、
更に年間5棟前後の力しか無い営業マンが、
壊滅的に売れなくなっている、という印象を受けます。

住宅営業の世界を偏差値で表現すると、
これまで注文住宅の営業マンとして
偏差値が55以上でそれなりの数の契約が出来たのですが、
今は偏差値65以上の営業マンに多くのお客様が殺到する。

そんな感じかな、と思います。

業界歴5年以上の営業マンで、
年間5~6棟の契約しか取れない、ということは、
ぶっちゃけ、自分が通用していないということですよね?

まずはその現実を受け止めなくてはなりません。

そしてもし私自身がそれくらいの棟数に落ちたとしたら、
自分だったらどうするか?

私なら、会社に直談判して、
今の時代、圧倒的に売っている営業マン(自社・他社)の
かばん持ちをさせて欲しい、とお願いします。

もちろん、有給休暇を消化する形でOKですし、
交通費や宿泊費も自腹で全然かまいません。

とにかく、自分が通用していない中、
圧倒的に売っている営業マンも存在する訳で、
自分の何がダメで、どういう部分が不足しているのかを
トップ営業マンのかばん持ちを1週間、させていただき、
優秀な方と自分の差を把握するでしょう。

そして通用している営業マンの学び方や時間の使い方、
商談前の準備など、徹底的に真似をさせていただきます。

そして1~2年、全力で取り組み、
それで成果が出なかったとしたら、
自分の能力不足や適性不足と判断し、
その時点で業界から足を洗うでしょう。

今、通用していないのであれば、
私なら、それくらいの覚悟を持って取り組むと思います。

通用していない自分を直視し、
自分の至らなさを受け入れる。

認める。

それをしなければ、
通用していない自分を変えることはできないのです。
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【第5065回】 体質を変えることが最も難しいので、若いうちに良い体質を身につける

2024年11月11日 | 住宅コンサルタントとして
この仕事をさせていただいて19年。

私がクライアント様にさせていただく業務は、

・経営戦略
・商品開発
・マーケティング力強化
・幹部、リーダーの育成
・営業力強化
・粗利改善
・ビジネススキル向上

などいろいろありますが、
最も難しいことは何かというと、

「クライアント様の会社の体質や社員さんの体質を変える」

ということです。

というか、体質を変えることなど、
到底私ごときではできないので、
体質が変わるきっかけを
提供することしかできないのですが・・・。

お子さんの習慣や基本的な考え方は
基本、家庭で親の習慣や教育によって
固まることが多いです。

学校の先生や塾の講師では、
お子さんの根本を変えることは不可能ですよね?

それと同じで、
クライアント様のスタッフさんの体質を変えることは、
コンサルタントには難しく、
やはり四六時中一緒にいる上司や仲間の影響を受けて
良い方向に変わっていくことが多いのです。
(中にはすなおでない方がいるのですが、
そもそもすなおで無いスタッフさんを
採用してはいけないのです)

例えば、ビジネスパーソンとして本を読んだ方が、
絶対に良いことは皆、分かっています。

でも1日スマホを1時間以上、いじる時間は取れるのに、
1日30分、本を読む時間を確保できない人は多い。

弊社のクライアント様で、
スタッフさんが本を読む習慣を身につけている会社は、
読書感想文を義務化していたり、
上司が積極的に本を読み、
それを部下に貸したりしています。

そうして少しずつ体質が変わってくるのですが、
これがまた、オッサンになってから体質を変えることって
本当に難しいのですね。

なので若いうちに良い習慣・良い体質を身につけておきましょう。
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【第5064回】 話を聴く姿勢

2024年11月10日 | 住宅コンサルタントとして
その人が一流かどうか?

その会社が一流かどうか?

それを見極める方法はいくつかありますが、
個人的に思うのは、「人の話を聴く姿勢」に
一流かどうかはあらわれる、と思っています。

三流のビジネスパーソンは、場が読めません。

なので例えば何かの研修を受けていて、
講師の方が言われたことの中で
自分が疑問に思ったことや自分の感想を
隣に座っている人に話したりします。

本人は自分が疑問に思ったことを隣の人に質問したり、
自分が思ったことを隣の人に話したりしてご満悦なのですが、
周囲には集中して聴きたいと思っている人もいるかもしれませんし、
三流の話し声を「うるさいなぁ」と思っている方もいるでしょう。

何より講師からすれば、話の途中でヒソヒソ話を始められると
実は非常に集中力を削がれます。

三流のビジネスパーソンの自己中の行動によって、
本人以外、誰も得をしない状況が生まれます。

まあ、自分のことしか考えられないので、
そういうビジネスパーソンは三流なのですが・・・。

そういう三流は、一流のお客様から本性を見抜かれ、
結果として三流のお客様からしか選ばれないのですが、
三流のお客様は自分が得することしか考えない方なので、
いいご縁にならないのですね。

話を聴く姿勢に一流か三流かは出てしまう。

皆さんは一流ですか?
それとも三流ですか?
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【第5063回】 結果が出ていないという現実を受け入れ、謙虚に自分を見つめられるか?

2024年11月09日 | 住宅コンサルタントとして
昨年と比較して、お客様の来場数が減っている。

昨年から比べると、契約数が下がっている。

結果が出ていない、ということは、
お客様が求めていることと違うことをやっているか、
もしくはライバル会社と比較して、
自社のマーケティングや営業が劣っている、ということ。

この現実を正面から見ようとしない経営者や経営幹部が、
稀に存在します。

「景気が本当に悪いから・・・」
「同業他社も全然、来場が無いそうです・・・」
「あの会社も大幅に受注が下がっています」

というような発言をしたりするのですが、
その時点で現状を真正面から受け止めていないのですね。

景気が悪かろうが、お客様の来場が絶好調な会社も存在しますし、
昨年と比較して受注を大きく伸ばされている会社もあるのです。

結果が出ていない、ということは、
お客様が求めるレベルに無い、ということを
トップや幹部リーダーが理解して、
自分たちのあらゆる部分を改善しなくては、
今の不調を抜け出すことは不可能なのです。

自分たちがやっていることが間違っているとか、
自分たちの取り組んでいることのレベルが低い、
ということを認めるには、謙虚さが必要です。

謙虚さが無ければ、いろんな判断や分析を間違えてしまう。

こういうことを経営者や幹部の皆様は理解しておきたいですね。
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【第5062回】 「お客様に満足していただく」ことだけを考えてみる

2024年11月08日 | 住宅コンサルタントとして
大きな組織となると、定期的に組織改編をします。

新たな部署をつくったり、
2つの部署を合併したり、
部署名と役割を変更したり、
上長やメンバーの異動があったり・・・。

私自身、過去に大手企業で
仕事をさせていただいてきたので、
こうした組織改編の際、
いろんなメンバーからいろんな声が上がることは
経験済みです。

「絶対にあの部署とあの部署を統合しちゃ、まずいよ」
「あの人を異動させちゃったら、あの部署は機能しない」

とか、いろんなことをいう人が出てきたり、
場合によっては自社のお客様までもが
人事異動にいろんな意見を言ってきたり・・・。

こういう話が大好きな方が、
特に前々職のメーカー時代、非常に多かったのですが、
当時の私は、全く関心がありませんでした。

だって、そんなこと、お客様に1ミリも関係ないから。

そんな組織改編や人事異動の情報収集のために
一所懸命になるんだったら、
もっと自分担当のお客様のために
やれることをやれよ、と冷めた目で見ていました。

実際、こうした人事異動の情報を握っていることで
マウントを取りたがる上司や先輩が
結構多かったのですね。

仕事をする上で何が大切か?

それはお客様に満足していただくこと。

そのために、自社の商品やサービスを
開発したり、磨き続けること。

それを継続できるような組織をつくっていくこと。

個人的にはそう思っています。

自分が担当させていただいているお客様に
満足していただくための仕事をしていきたいものです。
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【第5061回】 素晴らしきメンバー

2024年11月07日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はあるエリアで4年、開催している、
地元工務店さんを対象にした勉強会でした。

参加メンバーの皆様は本当に優秀な会社さんばかりで、
皆さん、本当にお忙しいと思うのですが、
毎回、遠方より集まって下さり、
本当に出席率が高いのですね。

9割のメンバーが、出席率100%なのです。

皆様の貴重なお時間をいただいている訳ですので、
私自身、割いていただいた時間以上の価値を
ご提供したい、という思いで毎回、
テキストを制作しています。

勉強会の間の皆さんの聴かれる姿勢やリアクションが
もう本当に素晴らしくて、
毎回、こんなに楽しい時間を過ごさせていただいて、
講師冥利に尽きるというか、
これだけ楽しませていただいて、お金もいただいて、
なんて恵まれているのだろう、といつも思っています。

そして参加されたメンバーの皆様、
着実に成長されていて、
各社様、参加されるスタッフさんも増えていっているのです。

これまた本当に嬉しいのです。

毎回、私自身、
最新の情報や事例をお伝えさせていただいておりますが、
実は最もお伝えしたいのは、
仕事に対する考え方であり、
お客様に対する向き合い方だったりします。

企業としても、人としても、
その根っこが本当に大切になりますので・・・。

でも参加メンバーの皆様は、
その本質的なこともしっかりとご理解されているのです。

そこが本当に勉強会をさせていただいて
気持ちの良いところなのです。

このメンバーと共に成長していきたい。

毎回、そんな気持ちにさせていただける、
素晴らしいメンバーの皆様と
主催して下さっている建材店様に感謝、感謝です。
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【第5060回】 リブランディングの必要性

2024年11月06日 | 住宅コンサルタントとして
会社がまだ小規模の時は、
どういう家を誰のためにつくっているのか?

どんな特徴のある家をつくっているのか?

こうしたことが非常に分かりやすく発信しやすいです。

飲食店で言えば、
天ぷら専門店なのか、
鮨専門店なのか、
和牛専門店なのか、
というように、何屋さんかがお客様からすれば、
一目でわかる展開がしやすい、ということ。

ところが、規模が大きくなり、
スタッフさんの数が増え、
いろんなお客様の対応をしていく中で、
気づけば何屋さんか、お客様の目線で見れば、
一目では分からないような状態になっているケースって
実は非常に多かったりします。

ラーメンもできます、
鮨もあります、
パフェもあります、みたいな・・・。

そうなってくると、こだわりの強いお客様は
専門店に足が向いてしまうので、
ふわっとしたお客様しか来場しなくなってしまうのです。

ふわっとしたお客様がずっとふわっとしたままだと良いのですが、
家づくりをスタートした際はふわっとしていても、
いろんな会社と接したり、
YouTube等で情報を収集ているうちに
自分たちがやりたいことが明確になっていくことが多いのです。

そうなると、ファミレス的な見せ方になってしまっている住宅会社には、
お客様は戻ってこなくなる、ということなのです。

10年前、20年前に地域一番店で好調だった会社で、
今、絶不調に陥っている会社の多くは、
何専門店なのかが分かりづらくなっていることが多いのです。

皆さんの会社はそうなっていないでしょうか?

その場合、リブランディングを行う必要があるのです。
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【第5059回】 次男の幼馴染は娘同然

2024年11月05日 | 親として
昨日は先日、入籍した次男の幼馴染の女の子と
私たち夫婦でお昼からカフェに行き、
その後ブラブラと自由が丘を散策しておりました。

北海道から関西に帰ってきた際、
最初に購入した建売住宅のご近所さんとは
本当に仲良しで、
それぞれの子どもも同世代ということもあり、
今でもママさんたちはお付き合いが続いています。

その中でも次男の幼馴染の女の子は、
私たちからすれば娘も同然。

社会人となり、東京に今、住んでいて
先日、旦那さんと入籍されたとのことで、
そのお祝いをかねて、等々力のアサコイワヤナギさんへ。

朝からパフェを3人で食べながら、
旦那さんとの馴れ初めや結婚式のこと、
ご家族のことや我が家の次男のことなど、
本当に娘と会話しているかのような、
穏やかな時間を過ごさせていただきました。

娘がいない私たちからすれば、
実の娘のようにかわいくて、
その彼女が素敵な旦那さんと入籍し、
まあ本当に嬉しいのです。

彼女の幼い頃の印象が強い私は、
久しぶりにお会いして、

「顔も声も発言内容も、ママそっくりになったね」

と思わず言ってしまいました。

家内のママ友でもある、彼女のお母さんは、
バリバリ仕事が出来るタイプで、
頭の回転が速く、若かりし頃は結婚願望がなかったそう。

でも旦那さんに猛アタックを受け、
若くして結婚し、お子さんを4人も出産し、
子育てしながらもバリバリ仕事をしているのです。

そして次男の幼馴染も、
これまた頭の回転が速く、
上場企業に入社しながら
社会人2年目の23歳にして入籍。

そして本人は海外に住んで働きたいそうです。

もともと結婚願望もなく、
仕事をバリバリしたり、海外に留学したりしたかったそうですが、
とても素敵な旦那さんにもうアプローチを受け、

「ここで私、結婚せーへんかったら、
もう一生、結婚なんてしないかも・・・」

と考え、結婚を決めたそうで、
それってお母さんと一緒やん!とツッコんでおりました。

そして私は知らなかったのですが、
次男やこの幼馴染の同級生、
既に結構結婚されているようで、
しかも滋賀県が大好きな子が多いらしく、
次男とこの幼馴染を除いて大半が
滋賀県に住んでいるそうです。

滋賀県知事が聞いたら喜びそうな話でした。

北海道から関西に帰ってきて
購入した家のご近所さんたちは、
本当に皆、素敵な方たちで、
近所付き合いもあるし、子どもたちも仲が良い。

あの分譲地を選んで本当に良かったな、と思うのです。

土地探しで、学校が近いとか、駅近とか、
陽当たりが良いとかの条件も重要かもしれませんが、
実はご近所さんの人間関係って非常に重要だと思うのです。

この土地を買って良かったかどうかの答え合わせは、
住んでしばらく経ってからできること。

こういう視点も住宅営業マンは持っておきたいですね。
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【第5058回】 テレンス・コンランさんの哲学

2024年11月04日 | 住宅コンサルタントとして
今回、東京にきた目的の一つが、
今、東京ステーションギャラリーで開催されている、

「Terence Conran : Making Modern Britain」

を見学することでした。

テレンス・コンランさんといえば、
コンランショップというお店を開いた方、
という程度しか知らなかったのですが、
実は戦後のイギリスのデザイン業界や飲食業界の質を
大きく変えることに貢献した方なのだ、と
はじめて知りました。

コンランさんが1960年代にデザインしたものなどは、
今でも全然通用するクオリティで、
家具やテキスタイル、食器などをデザインするだけでなく、
飲食店事業にも乗り出し、それらを成功に導いた、
単なるデザイナーだけでなく、実業家としても
成功をおさめられた方なんですね。

そんなコンランさんのデザインしたプロダクトよりも、
私が感動したのは、コンランさんの哲学でした。

デザインが人の暮らしを豊かにすることを理解し、
世界中の人の暮らしの向上にデザイン面で貢献された。

更にコンランさんが大事にしていたのは、

「誰でも手が届く価格」

でプロダクトをつくる、ということ。

コンランさんのいろんな考えが、
この展示会の会場の中に記されていて、
私、ひたすらそれらをメモしておりました。
(館内の大半が撮影禁止のため)

デザインとは98%が常識だ。
飾らずシンプルに役立つ。
優れたデザインは、できるだけ多くの人が
利用できるようにすべきだ。
暮らしのスタイルのお手本も売っていた。

などなど。

ビジネスで結果を残された方や、
その死後も愛され続ける方には、
多くの人が共感する哲学があり、
自身の哲学にもとづいた行動が共感を生むのだ、
ということを感じながら、この展示会を見学しておりました。

過去一、勉強になった展示会です。

おすすめです。
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【第5057回】 都会のお店の接客

2024年11月03日 | 住宅コンサルタントとして
昨日の朝、三島から東京に移動するため、
新幹線に乗ろうとしていたら、
私たちが乗る予定の一本前のこだまが
駅から全然動かない。

調べてみると、広島付近で新幹線が
大雨が原因で止まったようで、
その影響で新幹線も動かない、とのこと。

三島駅、雨、小雨だし、
東京もそんなに雨が降っていないのに、
なぜ全部を止める必要があるのか、
理解に苦しみました。

結果、2時間遅れで何とか東京に付いたのですが、
まあ新幹線のダイヤが乱れたことで
東京駅も大パニック状態で、
タクシー拾うのも時間がメチャかかりそうだったので、
ホテルまで歩いて移動。

というか、東京、傘をさす必要が無いくらいの小雨ですが、
これで新幹線を止めるって、
やはりJRの近年の事なかれ主義というか、
雨や台風時にすぐに止める方針、
もう本当に役人化しているなぁと感じます。

ホテルに荷物を預け、原宿・表参道へ。

ここ最近、できたスポットを視察し、
近年の商業施設開発のトレンドを学ばせていただくことに。

東京の最近のトレンドは、とにかく屋上緑化と
売り場に休憩できるベンチやイスをたくさん配置する、
ということなんだなぁ、と感じました。

そしてどの施設の屋上にも、
ことごとくスタバが入っていて、
これはこれで画一化されているような気も・・・。

その後、表参道をプラプラ歩いて、
あるクライアント様の社長から教えていただいた、
70代、80代のスタッフさんがイキイキ働いているという
あるお店に行ったのです。

そのお店が入っているビルの各テナント、
とにかく接客レベルがメチャ高い。

皆さん、非常に感じが良く、
しかも品があって、商品知識も詳しいのですね。

東京や京都の店員さんの接客レベルと、
地方都市の接客レベルには、圧倒的な差があると
改めて感じました。

このレベルの接客が地方都市でできれば、
おそらくファンが着実に増えていくでしょう。

予約をしないと入れないお茶屋さんがあったのですが、
そのお店の店員さんの感じがとても良かったので、
次回、東京に来る際には、予約をしてきたいと思いました。

ということで、この3連休は、
東京でいろんなお店の視察をして、
たくさんのヒントをつかみたいと思っています。
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【第5056回】 ローコスト住宅を推してこなかった訳

2024年11月02日 | 住宅コンサルタントとして
2005年7月に、コンサルに転職して以降、
一貫して私が言い続けていることがあります。

それは、ローコスト路線に進んではいけない、ということ。

お付き合いがスタートした際、
ローコスト住宅を展開されていたクライアント様も、
今では性能が高く、高付加価値の住宅を扱われ、
それが今の時代、非常に良かったと思っています。

なぜローコストを提案してこなかったのか?

その理由は当時、2点ありました。

まず1つめの理由ですが、
「価格が安いだけ」という理由でお客様に選んでもらうので、
営業マンの営業力や人間力があまり必要なく、
営業マンとして成長しない、ということ。

そして2つめの理由は、
「価格が安い」というメリットでしか、
お客様と住宅会社側がつながらないので、
ファンになっていただけない、ということ。

「価格が安いから、この会社に家づくりを託す」
というお客様の場合、
住宅会社とお客様をつないでいるのは、
メリットという、非常に細い糸。

一方、

「あの営業さんや設計さんが
本当に素晴らしい提案をしてくれて、
かつ本当に真剣に私たちに向き合ってくれた」

という感じで、お客様と住宅会社をつなぐものが、
「真摯な対応」とか「仕事への姿勢」といった、
人と人のつながりだと、お客様はファンになりやすいのです。

そして今では、この理由に加え、
もう1つの理由があるのですが、それは、
住宅価格が資材面・人工面共に上がり続けるので、
ある一定の所得以上の方しか、家を建てられない、
ということ。

所得が高い方ほど、ただ安いだけで品質がイマイチ、
という商品を求めたりはしないのです。

所得がある一定以上の方を対象にした、
商品開発やマーケティング、人材育成をやっておかないと、
この先の顧客の変化に適応できなくなるのですね。

そして高付加価値路線に進んでいただいた、
弊社のクライアント様で起こっていることは、
とにかく紹介がハンパなく増えている、ということ。

所得が高い方ほど、頭が良いケースが多く、
頭の良い人は、情報収集する上で、
広告だけで情報収集せず、
必ず信頼できる方の情報も参考にされます。

ファンとなった自社のOB施主様が、
自分の友人たちにしっかりとPRして下さるのです。

なのでこの先、住宅の価格が高くなればなるほど、
ますます住宅会社の来場における紹介に比率が
高くなることが予想されるのです。

このように、お客様の層を上げ、
付加価値の高い家づくりに取り組んだ方が、
今後も含め、絶対に良いと個人的に思っています。

付加価値の高い家づくりをやっていきましょう!
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【第5055回】 20代、30代の優秀な方たちに学ぶ機会

2024年11月01日 | 住宅コンサルタントとして
弊社のクライアント様には、
心の底から優秀だなぁ、と思える方たちが
続々と出てきています。

業界未経験で入社してきてたった3年で、
地域トップの契約を受注した営業マン。

自身はプレーヤーとして年間15棟の契約目標を達成し、
その上で部下2名を一人前に育て上げた営業リーダー。

年間24棟の注文住宅の仕様確定をお客様と実施し、
工期を守って工事担当者に引き継ぐコーディネーター。
(モデルハウスの仕様決めなども完璧にこなし、
YouTubeやリールなどの動画出演もサラッとこなしています)

こうした超絶優秀な20代、30代の方たちが続々と輩出されています。

今どきの若くて優秀なスタッフさんって、
もう本当に仕事ができるだけではなく、
人としても本当に素晴らしくて、
私、自分の子どもくらいの年齢の方たちから
本当に多くのことをいつも学ばせていただいております。

本当に勉強になるのです。

ということで、こうした超絶優秀な若手スタッフさんたちから、
同年代の方や各部門のリーダーの方たち、
更には経営者や幹部の皆様も学んでいただく機会を
2025年に設けることにしました。

伸び悩んでいる若手スタッフさんも、
同年齢や自分よりキャリアが短い方で
大活躍されている方と接することで
大いなる刺激を得ていただけることでしょう。

また私自身が、本当に全国トップレベルだと
思う方にだけご登壇いただくので、
日本の住宅業界のトップレベルを肌で感じていただく、
そんな1日にしたいと思っています。

場所は最初、京都で開催したいと思っていたのですが、
弊社のクライアント様の来場しやすさを考えますと、
やはり東京で開催した方が来やすい、ということで、
東京で開催したいと思っています。

2025年3月18日の火曜日に開催しますので、
各社様、日程を空けておいていただければと思います。
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