Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

教員として

2013年10月05日 23時31分21秒 | 日記

個別面談を通して、私たち教員は保護者に何を伝えるべきか?

先週は個別面談期間でした(本校は二学期制です)。学校での子どもの様子は当然のこととして、家族支援も重要(保護者支援のみならず、きょうだい支援も含む)。「教員はいつでも辞められる、給料をもらってかかわっている」(木村順先生の言葉)。保護者は生涯、障害による学習上、生活上の困難を抱えている子どもと共に生き、この子の将来の幸せを願い続けている。その保護者が毎日の生活に不安や困難を抱えているとしたら、私たち教員は、教育の情報提供だけでなく、医療や労働、福祉(デイサービス等)の分野の情報も正しく提供できるようでなければならない、と実感している。そのためには、目の前の現実に対し、自分に何ができるのかを考え、行動に移していかないといけない(あらゆる情報収集に基づいて)。

先日、教員採用試験の結果が出ました。今年駄目だったとしても、それは人の痛みがわかる教員としての深みが増す経験を、試練を与えられたのだと考えることもできると思う。自分も3年間臨時採用を経験しました。今振り返ると、あの3年間は自分にとってとても貴重な時間だったと思うことができます(今だから・・・。当時は悔しさが先行していました・・・)。あの時の経験があったからこそ、えぐられるような心の痛みが他人ごとではなく、身に染みて理解できることを。

畠山