Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

子どもたちへの、そして、保護者への敬意と尊重。

2017年08月01日 00時02分25秒 | 日記

本日午前中、本校において臨床心理士の杉田祐美子先生の講義「子どもの’よりよく生きたい’を支える~これまでの出会いの中から~」を受けました。杉田先生が臨床をする上で「心に留めている大事なこと」「これまでの経験において、子どもたちから学んだこと」「保護者とお会いする際に大事にしていること」等、支援者としての専門性と大事な心得を改めて確認することができた学習機会となりました。内容の濃いお話を聞いている中で、何度も感動して涙が出そうになってしまいました。杉田先生の臨床における「覚悟」がひしひしと伝わってきました。

プロとしての「覚悟」。

子どもたちへ、そして保護者へ、言葉を選び、認め、励まし、支える、その関係性を築いていく姿勢。支援者として日々向上を目指し、努力し続けていくべき責任を実感しました。真剣勝負をしている杉田先生の話は、「本質」むき出しで、痛いほど心に響きました。教員として、教師としての責任を改めて考えさせられた研修でした。「支える」存在、その一員になるためにも、たくさんの先生方に聞いてほしいお話でした。SOSを出している子どもと保護者がたくさんいる目の前の現実。自分ももっともっと努力して頑張らなければ!と背筋が伸びる思いでした。もっともっと。

 

次回、チーム埼玉学習会、11月23日(木)、勤労感謝の日、決定です。

講師は順天堂大学の飯嶋正博先生です。「不器用な子どもの動きづくり」等の著書で有名な先生です。平成18年当時、久里浜で教員をしていたころに直接クラスに入っていただいてご指導を受け、大変勉強させていただきました。

今回、身体の動きにぎこちなさがある児童生徒や、緊張が強くて身体の硬い児童生徒へのリラクゼーションの方法など、動作の視点から、児童生徒が楽しみながら動きを引き出す指導方法や身体と向き合うための指導方法等について科学的な理論に基づいた講義・演習をしていただく予定です。

知的障害があるがゆえに身体の動きに不都合が生じている子どもたちのためにも、ぜひ多くの先生方に学んでいただきたい学習会になればと思います。

場所はこれから抽選があるため、現時点では未定です。決まり次第、報告させていただきます。

畠山