「~しないと、~あげないよ!」という指導をよく目にします。
これはネガティブコントロールと呼ばれ、子どもたちを大人の思うようにコントロールしたいときにとても効果があるので、安易に指導手続きとして多用されることがあります。
この指導から、子どもたちは何を学ぶのでしょうか?
欲するもの、獲得したいものを消失しないことを目的として、そのためだけに、大人の言うことを聞く、ということでしょうか。
何かを学習する際の手続きとしては、私は、何か違う気がします。
子どもたちが何かを学ぶとき、知識や技能を身に付けるとき、実行機能を駆使し、思考力・判断力・表現力を高めるとき、必ず必要となることは、「おもしろい!」「うれしい!」「よーし、やるぞ!」というようなモチベーションではないかと考えています。
次期学習指導要領で示された資質・能力の3本柱を育成するためには、この主体的・対話的で深い学びを指導手段とした学び方を用いた授業づくりが必要不可欠であり、この学び方を推進する動力は、子どもたち自身の内発的なモチベーションであり、この動機づけをいかに高めるべく仕掛けづくりができるかにかかっていると考えています。
そのために、子どもたちにとってたくさんの〇を提供できる存在でありたいと思うし、〇をあげられるように、必要な支援を考えていきたいと思っています。
畠山