毎週金曜日、17:30~18:30の60分一本勝負で、個人的に学習会を開いています。その名も「夕練」。週末の最もクタクタに疲れている時間に設定してはや4年目。本日、通算85回を迎えました。現在、第10回学習会の事前学習として感覚統合について、昨年度の実践障害児教育に連載されていた木村順先生の「自閉症の子どもたちへの感覚統合的アプローチ」を題材にして、読み合わせをしながら、自分たちの実践に置き換えて意見交換をしています。今日は前庭覚と固有覚についての感覚統合的理解と克服のためのアプローチについて学びました。参加された先生方からは、「自分の担任している児童の理解できない行動の背景には、これらの回路の不具合があるのかと、新しい見方、障害理解のための視点が得られた」との感想をいただきました。
自分が担任している児童の一人に、触覚防衛反応の強い児童がおり、そのことによってかなりの生きづらさ(障害による学習上または生活上の困難)を抱えています。それ故、その子には個別学習の時間に国語や算数の学習だけではなく、タッチングを課題にして取り組んでいます。識別系を育むことによって原始系がおさえられ、少しでも生活しやすくなればと願っています。時間はかかるかもしれませんが、彼女の長い人生を考えれば、今の時期に改善・克服を目指して取り組むべき優先課題だと思っています。
畠山
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