長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

寒山拾得(かんざんじゅっとく)

2006-04-07 10:00:20 | Weblog
10年前にIT関連の大手の会社と仕事をした。その時の部長から久しぶりに、メールがきた。南條先生の「相語相笑」(あい語り、あい笑う)という書かれた寒山拾得の絵
をもとめられた。こちらが、反対に感動したので、一部を紹介します。

(内容)
お久しぶりです。
観山先生の寒山拾得の姿を見ていると、今の時代に足りない何かを「感じる」ものがあると思います。

今回も、二つの会社が合併して一つの会社になって行く過程の中で、社長として様々な苦労を背負うであろう小生の後輩に、『相い語り、相い笑う』・・・・よく語り合って笑顔を忘れずに・・・という意味を込めて、この絵にしたいと思いました。

前回、前々回と、相語相笑の絵を贈った小生の後輩達も、今ではスッカリ立派な社長達に成長しており、会う度に彼らから、苦しい時にいつも絵を観て頑張ってきた!、と言われると、本当に嬉しさを感じます。

小生も、はや53になりました。
これまで先輩達から教わったことを、これからの時代を背負う後輩達に語り伝えていく年になりました。

その意味では、寒山拾得2人の文殊菩薩と普賢菩薩の化身として捉えて来た歴史については、小生には難解で良くわかりませんが、今の時代に足りない何かを、小生のように感じっとってもらえるためにも、観山先生の絵が有効ではないかと思う次第です。