昨日は、夕方新婚さんいらっしゃい、みたいに天真庵に
かかわりの深い新婚さんが二組きた。
ひとくみは、いつものようにカウンターにすわり、
お互いに「いつもの」と阿吽の呼吸で目配りをした。
ので、いつもの「文膳」が始まった。
最初に、「花泉」のにごりをあけた。南会津の銘酒。
ここの一口万「ひとろまん」という無濾過の酒があるけど、
これは筆舌が及ばないくらいに、美味い。
昨日は珍事があった。中国人がカウンターに座って
「初めて蕎麦を食べます」というので、ざる蕎麦を出した。
うちの蕎麦は、久保さんの絵志野の四方皿に笊をのせ、そこに
蕎麦を盛るスタイル。その盛った蕎麦に、蕎麦猪口のつけ汁を
かけて、食べようとしたのだ。中国4千年のDNAが、そうさせたの
だろう。
そういえば、パリの「YEN」という店で料理長をやっている長屋君が
、昨年帰国したときにそんなことをいっていた。
「パリジェンヌは、よく笊の上に汁をかけるんですよ」。
でもあちらの店は、テーブルの上に直接笊をおくので、テーブル
が汚れるらしい。
食文化というものは、長い時間をかけて育まれていくものだ。
かかわりの深い新婚さんが二組きた。
ひとくみは、いつものようにカウンターにすわり、
お互いに「いつもの」と阿吽の呼吸で目配りをした。
ので、いつもの「文膳」が始まった。
最初に、「花泉」のにごりをあけた。南会津の銘酒。
ここの一口万「ひとろまん」という無濾過の酒があるけど、
これは筆舌が及ばないくらいに、美味い。
昨日は珍事があった。中国人がカウンターに座って
「初めて蕎麦を食べます」というので、ざる蕎麦を出した。
うちの蕎麦は、久保さんの絵志野の四方皿に笊をのせ、そこに
蕎麦を盛るスタイル。その盛った蕎麦に、蕎麦猪口のつけ汁を
かけて、食べようとしたのだ。中国4千年のDNAが、そうさせたの
だろう。
そういえば、パリの「YEN」という店で料理長をやっている長屋君が
、昨年帰国したときにそんなことをいっていた。
「パリジェンヌは、よく笊の上に汁をかけるんですよ」。
でもあちらの店は、テーブルの上に直接笊をおくので、テーブル
が汚れるらしい。
食文化というものは、長い時間をかけて育まれていくものだ。