竹中大工道具館での募集で八木邸に行ってきました。10名の募集の50人以上申し込みだったそうで急遽20名に増やして二班に分かれての説明会です。
香里園で下車。徒歩ですぐです。当初京阪電鉄がひと区画100坪で売り出し、大阪で商売で財を成した八木氏が4区画購入。現在は200坪、藤井厚二(1888〜1938)に設計を依頼、大工酒徳金之助によって建てられたものです。
どの部屋の調度品も全て藤井厚二が設計。椅子から電灯、添えつけの家具まで。
1930年に建てられたものですが家具などは今に通じるものがほとんどです。応接セットの椅子の肘掛けなどは着物の時代に合わせて袂が引っかからないように設計されています。
フィローリングの隣は30センチの小上がりのある和室。テーブルに座られた方と目線が合うように設計されたり隅々までも当時の生活様式の上、新しさを取り入れ,環境調整に配慮されていました。風通し、湿気など素晴らしいアイデアで驚きです。二階の廊下はとても幅があり、設計図には廊下でなく広間と表され、家具が並んで置かれていましたし応接セットも置かれていました。
室内は撮影許可を取り写しましたがグログなどにアップは禁止です。
庭からなどはOK。
ガラス窓のデザインは藤井厚二の特徴で開くと桟がが上手く重なります。
井戸の滑車は織部焼。
玄関脇の杉板の年輪が素晴らしくここでも大工.酒徳金之助の資材集めに奔走した様子が伺われると話されていました。
http://blog.livedoor.jp/iwasakiyasushi/archives/52207449.html八木邸
今「竹中道具館」でも、展示されているのでしょうかね?
実際に見ると、凄さがよく分かるでしょうね。
「沖縄のパーティ」も、楽しんで来てくださいね。
家具、絨毯、ストーブ、電気の傘などすべて藤井さんのデザインで素敵でした。
聴竹居は落選でした。🏠