千鶴おばさんのダイエット&日々の徒然日記 (過去の太極拳)

メタボ検診で黄信号「痩せなさい」先生より命令が出ました
幾多のダイエット繰り返してもままならないこの体何とかしなきゃ

友との別れ

2010-01-29 08:21:45 | <!-- 日めくりカレンダー -->
1月21日長年苦楽を共にした元仕事仲間が逝った。
昨年11月17日お見舞いに行きながら会えぬまま様態を気遣っていたが
21日ご長男のお嫁さんより知らせが入った。

矢張り駄目だッたんやね、随分長く苦しんだんやもんね。
初期は笑う事が肝心とか言って福郎さんの落語会や歌舞伎に引っ張り出し、
気分転換を図ったりしていたが次第に歩くこともままならないようになってきていた。
療養中転び大腿骨を骨折その時も一生分の痛みを味わったと後日聞いた。
入退院を繰り返し抗ガン剤に悩まされながら私達の前では毅然としていた。

この友人を語るときPCが一番に思い出される。
平成になる少し前職場にPCを入れた。
半ば強引に入れたPCを最初友人は触ろうとしなかった。

取り扱いに四苦八苦しながら大量の資料をインプットしなければならない。
導入をチョコット後悔もしながら目をバンバンに腫らした私を見かね、
少しずつ手伝ってくれた。
暫しぬれタオルで冷やしそのタオルを鉢巻きにして又頑張る。

知らずに顔を出す業者の方が「何頑張ってはりますねん」と呆れながら
声を掛けてくれた。

その後の仕事は劇的に楽になったのは言うまでもありません。
その友人の訃報を聞くこんな不幸はありません。
龍安寺に植えた薄墨さくらの看板は彼女の書だったが今も有るだろうか。

最後のお別れの時彼女は一際美しく穏やかな顔立ちで眠っていた。
痛みから解き放たれて良かったね。

謹んでご冥福をお祈りします。