チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「内藤コレクションⅡ中世からルネサンスの写本」国立西洋美術館@上野駅

2020-07-19 20:00:00 | 2020 美術館 博物館
チビクロわ、
国立西洋美術館にきていますにゃ。

「内藤コレクション展Ⅱ
中世からルネサンスの写本
祈りと絵
新館2階版画素描展示室


中世ヨーロッパでわ、
キリスト教の聖書の教えなど、
羊皮紙にインクで1字1字手書きで、
写されていましたにゃ。
そして、それわ、豊かな装飾や、
挿絵、紋様で彩られていて、
彩飾写本と呼ばれていますにゃ。

今回の展示でわ、
15-16世紀の西ヨーロッパ(イギリス、フランス、ネーデルラント[現在のベルギーとオランダ]で制作された作品が
展示されていますにゃ。

時禱書とわ、信者が日々の定められた時間に朗読する、聖書の抜粋や祈祷文などを収めた書物で、主な注文主わ、王侯貴族や、裕福な市民だったので、
華麗な装飾のものが、好まれましたにゃ。

チビクロ気になった作品ですにゃ。

左下に位置する獅子の顔が
カワイイと思いましたにゃ。



青をアクセントにした
華やかな装飾できれいですにゃ。



余白の使い方がカッコイイですにゃ。



蔦と文字のデザインの黒比率が
カッコイイですにゃ。



もうちょっと
寄せて撮影すればよかったのかも。
いろんなバリエーションが
ありますにゃ。








15-16世紀頃の写本挿絵にわ、
ルネサンス美術の影響で、
より自然で現実感のある人物描写や
広がりのある空間が
表現されているそうですにゃ。

中世彩飾写本の貴重なコレクションを
見ることができましたにゃ。
見ているとしみじみとした喜びを
感じますにゃ。

寄贈してくださいました
内藤裕史先生
素敵なコレクション
ありがとうございますにゃ。

ぜひこれからも素敵な
コレクション
見てみたいと思いますにゃ。

写真が下手すぎる!
これわ、大問題ですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。







「フランシスコ・デ・スルバラン 聖ドミニクス」国立西洋美術館 @上野駅

2020-07-17 20:00:00 | 2020 美術館 博物館
国立西洋美術館に
ナショナル・ギャラリー展を、
見に来たチビクロわ、
常設展で、
2020年に新しく、収蔵された作品に
カッコイイ絵画を見つけましたにゃ。

フランシスコ・デ・スルバラン
聖ドミニクス 
1626-27

聖ドミニクスわ、
清貧を生涯貫き、
キリスト教布教をした聖人ですにゃ。

201.5×135.5cmと、
かなり大きい作品ですにゃ。


松明をくわえた犬が
アトリビュートですにゃ。
よくみると、聖ドミニクスの後ろに
光がさしているのが、わかりますにゃ。


こちらもアトリビュート、
百合の花ですにゃ。


ウィキペディアより引用しますにゃ。
「フランシスコ・デ・スルバランは、
バロック期のスペインの画家。
スペイン絵画の黄金時代といわれる
17世紀前半に活動した画家であり、
宗教画、静物画に優れた。」

テネブリズムと言われる
劇的な明暗対比と、
静謐な表現が特徴的らしいですにゃ。

この作品わ、
すごくカッコイイのだ。
何がと、考えると
キリスト教伝道に一生を捧げた
修道僧の生き方と
深い宗教的感情が
スルバランの素晴らしい絵の技術に
よって、画面上に表現されている
からなのでわ、と思いますにゃ。

あと、犬がかわいいですにゃ。

もっとカッコよく説明できればにゃ。
つたない言葉で
お許しくださいですにゃ。

額縁が絵とあっていて、
ステキだと思いますにゃ。
ぜひ、ポストカードに
していただきたいですにゃ。

スルバランわ、「修道士の画家」と
いわれているそうですにゃ。

ちょっと、柵が遠くて
説明が読み取れなかったですにゃ(泣)
近いうちに美術館へ行って、
情報を入手して、修正しますにゃ。
美術館のネット検索にわ、
まだ、登録されてないみたいで。


国立西洋美術館へ行かれた時に、
ぜひご覧になってわ、
いかがでしょうか。

常設展示わ、日時指定制でわなく、
いつでも見ることができますにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。





「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」国立西洋美術館@上野駅

2020-07-16 20:00:00 | 2020 美術館 博物館
ランチしたチビクロわ、
上野駅へとやってきましたにゃ。
久しぶりの上野駅わ、駅が改装されて
改札口の場所が変わっていて、
びっくりしましたにゃ。

「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」国立西洋美術館

もしかして、
開催されないかもしれないと、
半分くらいあきらめていたので、
展覧会を見ることができて、
うれしいですにゃ。
関係者のみなさま、
ありがとうございますにゃ。

英国が誇る至宝が、
奇跡の初来日ですにゃ。
に日時指定制になっているので、
行列わなく、
館内での鑑賞もスムーズで
快適ですにゃ。

アンソニー・ヴァンダイク
レディ・エリザベス・シンベビーと
アンドーヴァー子爵夫人ドロシー

ピエール=オーギュスト・ルノワール
劇場にて(初めてのお出かけ)


バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
窓枠に身を乗り出した農民の少年


構成
Ⅰイタリア・ルネサンス絵画の収集
Ⅱオランダ絵画の黄金時代
Ⅲヴァン・ダイクとイギリス肖像画
Ⅳグランド・ツアー
Ⅴスペイン絵画の発見
Ⅵ風景画とピクチャレスク
Ⅶイギリスにおけるフランス近代美術受容

特に興味があるのわ、
イタリア・ルネサンス絵画と
オランダ絵画、スペイン絵画ですにゃ。

チビクロ気になった作品ですにゃ。
1パオロ・ウッチェロ
聖ゲオルギウスと竜
1470年頃の作品ですにゃ。
未来SF系を感じたですにゃ。

2カルロ・クリヴェッリ
聖エミディウスを伴う受胎告知
クリヴェッリわ、
イタリアマルケ地方で活躍した画家で、鮮やかな色彩と、
緻密に描かれた豊かな装飾が
特徴らしいですにゃ。
果物!
なぜ果物が配置されているのか、
興味深いですにゃ。
他の作品にも果物わ、
念入りに描かれているので
ぜひ見てみたいですにゃ。
ミラノのブレラ絵画館やアンコーナに
聖母子像に素敵なのが
あるみたいですにゃ。
あと、なんと!
常設展示にあるクリヴェッリの作品
ございますにゃ。
「聖アウグスティヌス」
何と旧松方コレクションとわ。

3.ドメニコ・ギルランダイオ
聖母子
15世紀頃
フィレンツェの人気の画家さん。
優しく、瞳を交わす母と子ですにゃ。
マリア様の美しい
マントとヴェールですにゃ。

13.ヨハネス・フェルメール
ヴァージナルの前のに座る若い女性
絵を見た時、女性のところに、
スポットライト当たってると思ったら
違う!絵の中の光の表現でしたにゃ。
やっぱりスゴイ、フェルメール。

14.ウィレム・クラースゾーン・へーダ
ロブスターのある静物
超絶技巧による細密画ですにゃ。
新鮮で、高級な感じが伝わってくる
ですにゃ。
ロブスター食べたいですにゃ。
オランダ繁栄の時代の
贅を尽くした食卓ですにゃ。

34.エル・グレコ
神殿から商人を追い払うキリスト
眼力が強いイエス様。
人口密密密度高いですにゃ。

38.フランシスコ・デ・スルバラン
アンティオキアの聖マルガリータ
ベラスケスと
同時代のスペインの画家さんですにゃ。
テネブリズムと言われる
劇的な明暗対比と
静謐な表現が特徴的らしいですにゃ。
ボデゴンにも素晴らしい作品が
ありますにゃ。果物!

なんと、
新収蔵品にスルバランの作品
「聖ドミニクス」ございますにゃ。
暗闇の中、かすかな光ですにゃ。
カッコイイ修道士さま。

39.バルトロメ・エステバン・
ムリーリョ
幼い洗礼者聖ヨハネと子羊ですにゃ。
子羊わ、人類の罪を贖う役目を
背負うイエス・キリストを
表しますにゃ。
ムリーリョわ、聖人を少年の姿で
表すことで全く新しい柔和で
感傷的な図像のイメージを作ったと
いいますにゃ。

40.ムリーリョ
窓枠に身を乗り出した農民の少年
ルーブル美術館でみた蚤の少年を
描いた画家さんですにゃ。
自然な少年の表情が良いですにゃ。

53.アンリ・ファンタン=ラトゥール
ばらの籠
薔薇の画家と呼ばれる
ファンタン=ラトゥールですにゃ。
新鮮な植物の気配と
薔薇の芳香が感じられるかも。

57.睡蓮の池
クロード・モネ
パリの郊外ジヴェルニーに日本風の庭園をつくり、繰り返し、景色を描いたそうですにゃ。この作品わ、夏の昼下がりを、描いてますにゃ。水面に映った柳や、睡蓮の花や葉を見ていると、
時間が止まってみえるかもですにゃ。

58.フィンセント・ファン・ゴッホ
ひまわり
ひまわりの花なんだけども、
描かれているのわ、
花の存在そのもので
命のエネルギー体ともいえて、
もはや、神々しいですにゃ。
レモンイエローがこんなにも
染み入る色とわ、
思わなかったですにゃ。

アルルで描かれた7点のひまわりのうち
1点わ、損保ジャパン美術館に
あるもので、隣合わせで
見比べられたらよいですにゃ。
1点わ、日本で空襲で焼失とのこと、
惜しいことをしましたにゃ。
背景がグリーンのもあって、
それもなかなかよかったですにゃ。

チビクロわ、今回
クリヴェッリとスルバランとの出会いに
ときめきですにゃ。
どちらも、
日本でわ、お会いできませんが。

素晴らしい展覧会でしたにゃ。
ご興味ある方わ、ぜひこの機会に
ご覧くださいませですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。






「江戸絵画の冒険者たち 奇才」江戸東京博物館 @両国駅

2020-06-19 20:00:00 | 2020 美術館 博物館
チビクロわ、お出かけしましたにゃ。
コロナその後、
初めてのお出かけですにゃ。

「江戸絵画の冒険者たち
奇才」江戸東京博物館

江戸時代の奇才を全国各地から
集結させた展覧会ですにゃ。

チビクロわ、この展覧会
ノーマークだったけど、
虎の屏風が気になって
急に行くことにしたですにゃ。



この虎初めて見ましたにゃ。
すごい逆立った毛がまるで
ハリネズミ的ですにゃ。


この作品わ、多分長野へ旅行した時
実際に見たと思うですにゃ。


チビクロが気になった作品ですにゃ。
8.龍虎図屏風 狩野山雪
前脚を揃えて、行儀よい虎さん。
モフモフが密でスゴイことになって
いますにゃ。
スゴイ密な描写で、
目の上のまぶたが、写真みたいに
見えてくるですにゃ。

17.鶏図押絵貼屏風 伊藤若冲
ニワトリ愛の作品ですにゃ。
カッコイイポーズ、見返りポーズ、
大根の上でバランスポーズ、
どれも好きですにゃ。
水墨の濃淡のバランス感覚が
キレがあると思うですにゃ。
尾羽が黒くしゅっ、
背景の葉を黒くしゅっと。
さすが、若冲!
雌鳥とひよこの愛らしさにも、
若冲のニワトリへの愛が
チビクロうなってしまうにゃ。
この作品のポストカード
欲しかったですにゃ。

71.登城図 中村芳中
ユルイといえば、この方ですにゃ。
コミカルですにゃ。

74.耳鳥斎 (にちょうさい)別世界巻
地獄の罰をゆるく見せてくれますにゃ。
他の作品も見てみたくなったにゃ。

102.葛飾北斎 桜に鷲図
肉筆画って、なかなか見れないのでわ?
貴重な機会ですにゃ。
鷲の表情が嬉しそうだし、
桜の濃淡が美しいですにゃ。

147.歌川国芳 水を呑む大蛇
きっと、神様だと思うですにゃ。
物語を感じますにゃ。

223.片山楊谷 竹虎図屏風
この虎さんにぜひお会いしたくて
やってきましてにゃ。
毛が一本一本描かれているけど、
全体から見た時も、
緊張感がスゴイ!
尻尾見切れて、描かれているけど
どんだけ長いのでしょうかにゃ。
チビクロわ、知らなかったけど、
片山楊谷わ、
虎描きで、有名らしいですにゃ。

日本画って、好きだにゃ、と
再確認したですにゃ。

知らない絵師との出会いも
あっていい展覧会でしたにゃ。

やっぱり、本物と、向き合い
美術鑑賞するのわ、
わくわくするし、
楽しいことですにゃ。

もうすぐ終わってしまうけど、
たくさんの方に見て頂きたい
展覧会ですにゃ。

素晴らしい展覧会
ありがとうございますにゃ。


今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。




「永遠のソールライター」展 東急Bunkamuraザ・ミュージアム

2020-03-25 20:00:00 | 2020 美術館 博物館
ギャラリーを後にしたチビクロわ、
銀座線で、
渋谷駅へと向かったですにゃ。

※この展示わ、終了していますにゃ。
「ニューヨークが生んだ伝説の写真家
永遠のソールライター」
Bunkamuraザ・ミュージアム@渋谷駅



ソール・ライターわ、
1950年代からニューヨークで
ファッションカメラマンとして活躍し、
1980年代に引退した後わ、
ほとんど知られていなかったのですが、
再発見され、評価されていますにゃ。



これわ、 
東急デパートのディスプレイですにゃ。
いつもかっこよく、
構成?されているですにゃ。



こちらで使用されている作品わ、
〈薄紅色の傘〉
という1950年の作品ですにゃ。

カラフルな色つかい、反射、構図が
都会のよくある風景を、
印象深い一瞬にしてしまう
ソール・ライターの写真ですにゃ。

こちらわ、撮影が許可されていた
コーナーですにゃ。
ソール・ライターわ、
画家を志したこともあるそうで、
これわ、作品らしいですにゃ。



素晴らしい作品見ることができて
ありがとうございますにゃ。


今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。