チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「小原古邨」展 茅ヶ崎市美術館 @茅ヶ崎駅

2018-11-14 20:00:00 | 2018 美術館 博物館

今日チビクロわ、
美術館のはしごをするですにゃ。

*この展覧会わ、終了していますにゃ。
「開館20周年記念
原安三郎コレクション
小原古邨展
花と鳥のエデン」
茅ヶ崎市美術館
茅ヶ崎駅より徒歩10分くらい



茅ヶ崎市美術館わ、
高砂緑地という原安三郎が
かつて所有していた跡地にあるそうで
松林に囲まれていますにゃ。


チビクロわ、午後のお時間に
いったのですが、
美術展は、好評のようで、
30分くらい外で行列ですにゃ。


小原古邨わ、1877年明治10年に
金沢で生まれましたにゃ。
日本画家として花鳥を勉強する
一方、版下絵の制作で
高い人気を獲得しましたにゃ。
多くの作品が海外へ
輸出されましたにゃ。

原安三郎わ、実業家で
北斎や広重など浮世絵のコレクション
も有名で、今回の展覧会わ、
規模ともに、古邨の展覧会として
国内初ともいえるそうですにゃ。

古邨の魅力わ、
日本的な花鳥風月の情緒に
西洋画的な写実性のある作品
ですにゃ。

20世紀初頭を代表する花鳥画家で
今まであまり知られていなかったのが
不思議なくらいですにゃ。

こちらの展覧会でわ、
作品を撮影できて、うれしかった
のですにゃ。
でも、どれもキレイで
どれを撮るか迷ったし、
会場内も混雑していてから、
あまりうまく撮影できなかったのだ。
作品わ、本当に繊細で美しく
素晴らしかったですにゃ。

戯れる子犬


紅葉蔦に四十雀


踊る狐



土筆に猿の親子


牡丹に燕


菫に猫と蝶


竹に雀

そっと竹の後ろにいる雀ちゃんに
きゅんとするですにゃ。


今回初めて小原小邨の作品を
鑑賞できて、嬉しかったし、
モチーフの組合せもすごくいいし、
動物、植物、などの表情が
とてもよくて、見ていてとても
楽しい展覧会でしたにゃ。
素晴しい作品に出会えて
ありがとうございますにゃ。


本日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。


「小倉遊亀おぐらゆき展」平塚市美術館@平塚駅

2018-11-13 21:00:00 | 2018 美術館 博物館

チビクロわ、今日わ
平塚駅からバスに乗って
少しのところにある、
平塚市美術館に来ているですにゃ。


「小倉遊亀おぐらゆき展」
10月6日から、11月18日まで。
平塚駅東改札バス4番乗り場乗車
「美術館入り口」下車




小倉遊亀さんわ、1895年に生まれ
105才天寿をまっとうされた
画家さんですにゃ。
滋賀県大津市のご出身ですにゃ。
大磯に住んでいた安田靫彦に師事し、
日本画家として活動を始めたそうですにゃ。

気になった作品ですにゃ。
6.苺
作者さん的にわ、
苺畑の無邪気な感じを描いてみたかったといいますにゃ。
たくさんの苺に思わず、
笑みがこぼれてしまうような
作品ですにゃ。
甘酸っぱいかわいさですにゃ。
苺の葉っぱわ、もふもふしてるけど
そゆ感じとか、
熟した実、若い実の違う感じなど、
気持ちの良い畑の
新鮮な空気が画面から流れて
くるみたいでしたにゃ。

10.浴女その1
国立近代美術館蔵のこの作品、
以前見たことあるような気がするにゃ。タイル張りのお風呂に
たっぷりとお湯がはられていて、
水が屈折がおもしろいですにゃ。

34.径

東京藝大所蔵のこの作品を
見たくて楽しみにして
いったのですにゃ。
展覧会のポスターにもなっていますにゃ。
全体の色調が澄んでいて、
明るい気持ちになって
いつまでも、見ていたくなる
作品ですにゃ。

チビクロわ、動物好きだから、
ワンコのまっすぐなキモチを
感じて、イチオシですにゃ。

解説によると、
愛情は、子供にくっついてゆく犬で
あらわした。
無心は、子供の表情とポーズ。
余念なくひたすらな心持ち。
通い合う愛のこころ、
生きることの喜びを感じ合う
すこやかさ。
そんな思いにみちた世界を
描きたかったといいますにゃ。
巧みな画面構成と単純化した
形態把握は、いかにも自然で
会心の作で代表作になったと
いいますにゃ。

館内に置いてあった図録の
この絵の説明に、
タゴールという人の詩が
そえてありましたにゃ。
「虚偽より真実を
闇より光を
死より永遠の命を与えたまえ」

21佳器
画の中で、面取りされていて
切り取られた構図がカッコいい
作品ですにゃ。
モチーフの果物をじっと見つめて
いると、ガラス器の存在感に
はっと気がつくですにゃ。

24.八重桜
美しい花器に生けられた
桜ですにゃ。
美しいもの同士組み合わせて
あっても、違和感全然ないし、
調和がとれているし、
何気ないけどいい作品ですにゃ。

27.ぶどう
ぶどう一粒一粒の質感の違いが
描きわけてあって、これわ、
熟してるから甘いかも、とか、
この実わ、まだ若いかなとか。
写実主義もびっくりだと思うにゃ。

53.54.55花三題
花器の色の表現が
たらしこみみたいで
美しいですにゃ。

57.古陶と青柿
58.黒い台の白桃
59.古九谷とマンゴウ
心が静かになるような
静物画ですにゃ。瞑想ですにゃ。
青柿と茶味の模様の取り合わせが
渋くて、カッコいいですにゃ。
全然違うと思うけど
スペインの絵を見た時
ボデゴンっていうジャンルが
あったにゃ。

資料として、
画題にもなった骨董品が
出品されてたですにゃ。
トーハクにあってもいいぐらいの
味わいのある作品ですにゃ。
これわ、チビクロの妄想だけど
小倉遊亀さんの師匠わ、
安田靫彦さんだから、
安田靫彦さんわ、
トーハクにコレクションがある
壺中居の広田松繁さんと
おつきあいがあったと
聞いたことあるから、
なんか関係があったら
おもしろいなと思ったですにゃ。

チビクロが行ったのわ、
前期なので
展示替えがあるみたいですにゃ。

小倉遊亀さんの作品にわ、
とても魅力があって
チビクロわ、
大好きになりましたにゃ。
絵から発する澄んでいて、
硬質な気配わ、絵を一生懸命
描いてきて、道を極めた人だから
こそ、生まれるのかにゃと
思ったですにゃ。

なんか心が洗われるような
澄んだ絵が多くて
できたら、もう一度行きたいくらい
ですにゃ。
少しでも気になった方わ、
ぜひお出かけになってみてわ、
いかがでしょうか。

本日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。


「京都大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」トーハク@上野駅

2018-10-31 21:00:00 | 2018 美術館 博物館

チビクロわ、上野公園にある
トーハクへと行きましたにゃ。

「特別展 京都 大報恩寺
快慶・定慶のみほとけ」
東京国立博物館平成館 特別第3・4室

この展覧会わ、
トクベツがいっぱいですにゃ。
*運慶の弟子・定慶作の重要文化財に
指定された唯一の六観音像が
東京にきたですにゃ。
*快慶の弟子・行快作「釈迦如来坐像」が
寺外初公開。
*寺内でわ、現在わ、
別々に安置されている
秘仏で本尊「釈迦如来坐像」と
釈迦の10人の弟子「十大弟子立像」を
同じ空間で展示するですにゃ。

構成
・大報徳寺の歴史と寺宝-
大報恩寺と北野経王堂
・聖地の創出-釈迦信仰の隆盛
・六観音菩薩像と肥後定慶

気になった作品をですにゃ。
16.傳大使坐像およびニ童子立像
ちょっと中国の影響が強いと思われる像。
ニ童子が、寒山拾得に
似ているような気がしたですにゃ。

2-1十大弟子立像
これわ、絶対に見たほうがよい
素晴らしさなのですにゃ。
たとえが変だけど
一人ひとりのキャラがたっていて
しかも、戦隊もののように
調和がとれているような気が
したですにゃ。
表情、からだつき、衣、手の位置
ずっと見ていたくなる感じですにゃ。
神々しいってこういうことなのですかにゃ。

六観音像も素晴しいけど
チビクロわ、
十大弟子立像のほうが
好きなのだですにゃ。

4-1天王および羅刹立像
五体ある羅刹像わ、
とても怖そうだけど、
表情が面白かったのですにゃ。
筋肉隆々でポージングもいろいろで
古いもので壊れてしまっているのも
あったのですにゃ。


こちらわ、
撮影が許されていた作品ですにゃ。
「聖観音菩薩立像」
端正な美しいお姿わ、
うっとりするですにゃ。
暗闇に照らされた影の姿も
美しいですにゃ。




仏像の中でも
鎌倉時代の仏像様って、
独特の味わいがあるから、
チビクロわ、好きなのですにゃ。

とても貴重な機会で
なかなか見ることができない
お仏像様たちに
皆様もぜひ会いに行ってわ、
いかがでしょうか。

素晴しい展示との出会い
ありがとうございましたにゃ。

本日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。


「モネそれからの100年」展 横浜美術館@桜木町駅

2018-10-10 20:00:00 | 2018 美術館 博物館

それから、チビクロわ、
電車に乗って、桜木町駅の
横浜美術館へと向かいましたにゃ。

*この展覧会わ、終了していますにゃ。

「印象派の巨匠、
モダンアートの先駆者を
超えた新しいモネの魅力。
今横浜で再発見。」

構成
Ⅰ新しい絵画へ-立ち上がる色彩と筆触
Ⅱ形なきものへの眼差し-光、大気、水
Ⅲモネへのオマージュ- さまざまな引用のかたち
ⅳフレームを超えて、拡張するイメージと空間

チビクロが、今回気になった作品ですにゃ。
モネの作品でわ、
34.チャリング・クロス橋
輝く水面に淡いピンクの色使いが
美しい作品ですにゃ。
35.霧の中の太陽
オレンジと光に、満ちた作品ですにゃ。霧わ、光を違った姿に見せるですにゃ。
78.睡蓮
1番はじめの展示ですにゃ。
抽象的表現で描かれているから、
きっと後期の作品だと思ったですにゃ。
睡蓮の花だと思うけど、
紫の色がうつくしいですにゃ。


24.湯浅克俊
RGB#2
以前ネットのアートニュースで
気になっていた作家さんだから、
今回見ることができてうれしいですにゃ。
木版画なんですにゃ。
写真にしかみえないにゃ。

モネと同時代の写真家
アルフレッド・スティーグリッツと
エドワード・スタイケンの
白黒写真よかったですにゃ。
作品をひきたてているのわ、
額縁とその余白ですにゃ。
白い壁にカッコよく配置された
写真たちですにゃ。

46.マーク・ロスコ
ボトル・グリーンと深い赤
47.マーク・ロスコ
赤の中の黒
ずっと見ていたくなる不思議な作品ですにゃ。その間頭の中わ、ぼーっと
しているような、なにか遠いことを
考えるような、もしかして、これわ、
瞑想と呼ばれる状態なのかもと
思ったりするですにゃ。
カッコいい作品ですにゃ。

56.水野勝規
photon
シングルチャンネルビデオの映像作品
ですにゃ。
光の洪水わ、いくつもの違う時間、
位相を、重ねているようだったのですにゃ。

83.アンディ・ウォーホル

スクリーンプリントの
10点組の作品ですにゃ。
現代美術の代表として本とかで
見てたけど本物わ、初めてですにゃ。
存在感あるですにゃ。

90.91.92.93.
鈴木理策の作品が、
まとめて見ることが
できてよかったですにゃ。
チビクロわ、今年、
渋谷のギャラリーまで、
おっかけしたですにゃ。
水鏡とか睡蓮とか、モネから
インスパイアされているのが
分かるのですにゃ。
けれど、作家さんの作り込みや
見せる技術で、
純粋度の高い美しい作品ですにゃ。
ここまでキレイに見せるまでに経た
過程もみてみたいですにゃ。
解説によると、焦点を絶え間なく
切り変える、見るという行為の
不確かさを表しているそうですにゃ。

94.福田美蘭
睡蓮の池
睡蓮の朝
「見立て」の作品だと思ったですにゃ。
都会の高層ビルのレストランに
美しく灯るろうそくですにゃ。
日本伝統さえ感じる、モネへの
オマージュの作品ですにゃ。
お名前わ、知ってたけど
初めて見ましたにゃ。

モネわ、印象派と評価されるまで
酷評される時期があったし、
死後埋もれた時期もありながら、
アメリカのキュレーターに
再評価され、現在に至っている
ですにゃ。
モネわ、キレイで、
美術鑑賞の入り口で出迎えてくれる
けど、実わ、奥の深い作家さんなの
ですにゃ。
今日も、素敵な美術鑑賞
ありがとうございましたにゃ。

本日も、お読みいただき
ありがとうございますにゃ。

おまけ
こちらわ、収蔵品展で
チビクロ好みの作品ですにゃ。





おしまいですにゃ。


「深堀隆介」展 平塚市美術館 @平塚駅

2018-09-12 20:00:00 | 2018 美術館 博物館

チビクロわ、
東海道線平塚駅にきているですにゃ。
平塚駅わ、
初めて降りる駅ですにゃ。

*この展覧会わ、終了していますにゃ。
「金魚絵師 深堀隆介
平成しんちう屋」展
平塚市美術館



1階ロビーでの展示作品ですにゃ。


おまつりみたいに飾られた
インスタレーションわ、
撮影ができる場所ですにゃ。
スゴイ人だかりで
ほんとにおまつりみたいでしたにゃ。




樹脂を流して描いての制作工程を
考えると、大型作品わ、
とても大変ですにゃ。

作品も美しいけど
見せ方もなかなか
凝っていますにゃ。



この昭和レトロの感じと
金魚の持っているはかない美しさが
日本人の心に触れると思うですにゃ。

黄色が落ち葉のようにも
感じられますにゃ。

熊の彫り物といえばお約束…
あれ?金魚ですにゃ。




市の美術館で、夏休みだったから、
小さいお子様がすごく多くて、
ガラスケースが、手のあとで
べとべとになっちゃってたけど
みんな楽しそうな顔をしてたから、
こういう展覧会で、みんなが、
現代アートに親しむのも、
いいかなと思ったですにゃ。

きれいで、楽しいアート
ありがとうございますにゃ。

美術館の入り口にわ、
三沢厚彦さんの作品があるですにゃ。



なかなか行かない平塚駅だから、
駅前の鯛焼きやさんで
買いそびれたのが、
とても心残りだったにゃ。

ヒエロニムス・ボス的な?
作品ですにゃ。


本日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。