チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「大エルミタージュ美術館展」森アーツセンターギャラリー@六本木駅

2017-05-03 23:00:00 | 美術館 博物館
六本木にいるチビクロわ、次の目的地へと向かいましたにゃ。



「大エルミタージュ美術館展
オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」
森アーツセンターギャラリー

構成
プロローグ
1イタリア:ルネサンスからバロックへ
2オランダ:市民絵画の黄金時代
3フランドル:バロック的豊穣の時代
4スペイン:神と聖人の世紀
5フランス:古典主義的バロックからロココへ
6ドイツ・イギリス:美術大国の狭間で

チビクロ気になった作品ですにゃ。
1、ウィギリウス・エリクセン
「戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世」

期間限定でお写真撮影が
大丈夫でしたにゃ。
こちらの女の人わ、エカテリーナ2世で、
1762年、33才の時の戴冠式の絵ですにゃ。
ロシア皇室であるロマノフ家の
紋章、双頭の鷲の刺繍が
あしらわれた
豪華なドレスが、ゴージャスですにゃ。
エルミタージュという言葉わ、
フランス語で隠れ家を
意味するそうですにゃ。
サンクトペテルブルグに、エカテリーナがエルミタージュ美術館を作ったのわ
1764年のことですにゃ。
それから約250年で、ロマノフ王朝の歴代皇帝が収集した美術品わ
約310万点で世界有数の美術館になったそうですにゃ。

4.トビトの治癒
ベルナルド・ストロッツイ
聖書の物語ですにゃ。
みんなで心配そうに
みつめるのですにゃ。
わんこも家族ですにゃ。

5.グイド・レーニの工房
エウロパの略奪
罪の意識ナッシングですにゃ。
美しい花に飾られた牛に扮した
神さまですにゃ。

9.カルロ・ドルチ
聖チェチリア
オリーブ色に金糸の刺繍?の
ドレスの描写が美しいですにゃ。
清楚な美しい女性ですにゃ。
奏でる音が伝わってきそうですにゃ。


11.ポンペオ・ジローラモ・
バトーニ
聖家族
普通の家族の幸せな日常のようですにゃ。
洗礼者ヨハネの笑顔が
泣けてくるですにゃ。
ヨハネ様ファンですにゃ。

17.フランス・ハルス
手袋を持つ男の肖像
オランダ絵画で肖像画
といえば、この人ですにゃ。
堂々としてますにゃ。

30.ぶどうを買う人
ヤーコプ・オヒテルフェルト
くらしのなかのひとこまですにゃ。
豊かな市民の暮らしと働く商人のたくましさですにゃ。

31.ヤン・ダーフィッツゾーン・ヘーム
果物と花
つやつや果物と美しく咲き誇る
花たちですにゃ。
ドラマチックな背景にも盛り上がるですにゃ。
この絵もヴァニタス?
ラテン語でヴァニタスとわ、
空虚、虚しさを意味する言葉で
地上の人生の無意味さとか虚栄のはかなさを意味するそうですにゃ。
こんなに美しく、魅力的なのわ、終わりがあるからですかにゃ。

35.ヤーコプ・イザーク・ファン・ライスダール
砂丘のある海景
雲が魅力だと思うですにゃ。

36.ピーテル・ブリューゲル(2世)
スケートをする人たちと鳥罠のある冬景色
見てみたかったブリューゲルですにゃ。
にぎやかな風景の中に込められた警句ですにゃ。

ダーフィット・テニールス(2世)
47.厨房
48.厨房の猿
以前別の展覧会でも印象に残ったテニールスの作品ですにゃ。
ちょっとユーモアのある皮肉なのでしょうかにゃ。

フランス・スナイデルス
50.鳥のコンサート
いろんな種類の鳥が集合ですにゃ。
ヨーロッパの以外に住む鳥たちもいるっていうことわ、
貿易などの交流があったということなのですにゃ。

51.果物鉢と切ったメロン
果物モチーフって、
見ていてあきないですにゃ。
色がきれいだし、
植物の持つ美しさを改めて
思うですにゃ。
演出もカッコイイですにゃ。


52.フセペ・リベーラ
聖ヒエロニムスと天使
神という絶対的権力を持つ使者としての天使わ怖くて、ラッパを持ち
聖人で気難しかったヒエロニムスさんですら、恐れおののく様子わ、
キリスト教信者への教育のひとつなのか?ですにゃ。
発注者わ誰なのだろかにゃ、などと考えつつも、
光と闇の効果、演出、表現の描写のすばらしさに、
いつまでも見続けて
しまいましたにゃ。
この絵を見るためにもう一回この美術展に訪れたいと思ったですにゃ。
それとわ、対照的なムリーリョの絵が並べて展示されていて、
うまいにゃと思ったですにゃ。

ユベール・ロベール
78.運河のある建築風景
79.ドーリス式神殿の廃墟
廃墟のロベール!
時空の流れさえ描かれているような気がするですにゃ。
そして、人々の生活が細かく描写されているのが、
人間の営みの力強さなのかにゃ。

80.ルカス・クラーナハ
林檎の木の下の聖母子

1530年制作だけど、カンヴァスに油彩ですにゃ。
緻密に描かれているこの感じ、
実際に目にすることが
できるのわ、貴重なことだと
思ったですにゃ。
背景の川わ、ドナウ川だそうですにゃ。

ヨーロッパ絵画美術の教科書の
ような構成に充実した絵画鑑賞ができたのですにゃ。
さすが、
世界3大美術館の一つですにゃ。
これなら、宇宙人に見せても
大丈夫ですにゃ。


素晴らしい絵画との出会い
ありがとうございますにゃ。


本日もお読みいただきありがとうございますにゃ。