チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「光彩の巧み-瑠璃・玻璃・七宝-」五島美術館@上野毛駅

2017-12-14 20:00:00 | 美術館 博物館

チビクロわ、世田谷の上野毛駅より
10分くらい歩いた美術館に
行きましたにゃ。

この展覧会わ、
終了していますにゃ。
「特別展 光彩の巧み
瑠璃・玻璃・七宝」
五島美術館




チラシより引用ですにゃ。
「文様をガラスで満たす装飾の
わざは、西方から長い旅路をへて、
中国にわたり、日本では、七宝と
呼ばれました。古代の飾り金具から、
皇帝や大名の室内装飾、茶の湯道具
や文房具まであふれる色彩が
放つ耀きと巧みの技を約100品の
名品でたどります。」

構成
第一部 瑠璃・玻璃のかざり
第二部 東洋七宝の萌芽
第三部 茶の湯と七宝
第四部 琺瑯の香気
第五部 身にまとう耀き
第六部 机上の巧み
第七部 調度の光彩

チビクロわ、
三井記念美術館で見た
七宝の作品が印象に残って
七宝について、いろいろ見てみたいと
思ったですにゃ。

こちらわ、ロビーに展示がされていた
撮影が許可されている作品ですにゃ。

龍文七宝大香炉 五島美術館蔵

美しい色合いと
細かな文様が惹かれるですにゃ。
ぴかぴかして、
大きく、立派ですにゃ。



七宝の歴史がずらりなのですにゃ。
細かな模様の作品も多いので
単眼鏡をもっているとよいなと
思ったですにゃ。

チビクロが気になった作品ですにゃ。

84.重要文化財
名古屋城本丸御殿襖 
愛知・名古屋城総合事務所
狩野探幽
なんと、狩野探幽ですにゃ。
琴棋書画図の一部で
金粉が晴れやかにつかってあり、
画面からそよ風が吹いてくるような
空気感が伝わってくる
素晴らしい作品だったですにゃ。
真ん中に大きな木がある構図で
右にわ、絵を見ている人たちが
いるですにゃ。
将軍様もご覧になられた
作品ですにゃ。
きっともう二度と見ることが
できない貴重な作品ですにゃ。

お城の柱に打った釘を装飾的に
隠す飾りとして、釘隠というものが
あって、釘隠に七宝の技術が
使われたですにゃ。

チビクロ気に入った模様が
ありますにゃ。

93.梅枝文七宝釘隠
京都・細見美術館
手折った梅の枝のようなデザイン。
生けてあるみたいですにゃ。

94.雪笹文七宝釘隠衝立
雪を少しかぶった笹の葉ですにゃ。
その笹の葉先が少し枯れているところに、 繊細な植物へのまなざしが
感じられて、チビクロわ、きゅんと
してしまいましたにゃ。

デザインが優れた釘隠わ、
後世、茶の湯のセンスのよい人達に
リメイク?されて、
手焙や香合、衝立などに
され、 大事にされたそうですにゃ。

今日わ、しみじみと、
名品を鑑賞することができて、
うれしい時間ですにゃ。
素晴らしいアートとの出会い
ありがとうございますにゃ。 本日もお読みいただきありがとうございますにゃ。