チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「老子」

2021-10-21 20:00:00 | 2021読書
ある時、チビクロわ、
ちゃんとした人間になりたくて
本を読んだですにゃ。

その本わ、「論語」でしたにゃ。
その美しく、澄んだ志に
ボクわ、陶酔し、そういう人間に
なりたいと思ったですにゃ。
でも、ボクわ、なれなかったし、
自分すらわからなくなったですにゃ。

そんな時ボクわ、また
中国古典に教えを求めたですにゃ。
その時に読んだのが「老子」ですにゃ。

老子 蜂屋邦夫訳注 岩波文庫


老子 金谷治 講談社学術文庫


自分の思う正しいことができなくても
自分の立場を守るために
かっこ悪いことをしても
とにかく生きていこうという意味を
ぼくわ、本から受け取ったにゃ。
それから、度々
読み返しているし、
これからも読み返すと思うですにゃ。
読む度に新しい発見がありますにゃ。

チビクロの解釈だから
正しくないかもしれないし、
老子の教えだって
理解できてないし、
ボクわ、決して人間にわ、
なれないですにゃ。
だけど、
論語に対する憧れわ、いまもあるにゃ。
     
道の道とすべきは、
常の道に非ず。
名の名とすべきは、
常の名に非ず。

これこそが理想的な「道」だといって
人に示すことができるような「道」は、
一定不変の真実の「道」ではない。
これこそが確かな「名」だといって
言いあらわすことができるような
「名」は、
一定不変の真実の「名」ではない。
(金谷治版)

初めわ、角川ソフィア文庫から
読み始めましたにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうがざいますにゃ。