みかんの丘は海のそば。季節によっては海霧が立ち込める。ある冷え込んだ日、丘は一面の霧に包まれた。太陽の位置さえ分からない。幻想的な風景を楽しみながら作業に入る。
霧の正体はもちろん細かい水の粒だ。しばらくすると材料も体も濡れてきた。寒さに作業の手を止め、ふと思い立って竹取庵を離れてみた。なんだかおとぎの国に出てくる魔法使いの小屋、竹取庵を遠くから見るとそんな風に見える。嬉しくなって写真を撮り、作業に戻る。
魔法使いの小屋を作る大工、なんだかかっこいい。空想だけがどんどん膨らんでゆく。僕は馬鹿だな、金槌を握りながらそう思った。
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