宇宙(そら)に続く丘

プレリュード小学校1年C組のしりとりちーが案内する宇宙への道
みかんの丘は不思議へ通じるワームホール

いくさ星と飼い葉桶

2010年02月09日 19時49分35秒 | 

竹取庵にはこれまで使ったことの無い望遠鏡がある。口径12センチの屈折アクロマートだ。
アクロマートというのはレンズが光を集めるとき、プリズム効果で出来る色のにじみを、屈折率が違う2枚のレンズを使ってかなり抑えるように設計された望遠鏡。超高性能とは言えないが、焦点距離が短くて星が明るく見えるので、ガイド鏡にでもと以前買って置いたものだった。
反射望遠鏡でおおぐま座の星雲を撮っていてふと目にとまった。僕も使って欲しい。そう言っている様だった。よしよし、今夜は君も使おう。
この望遠鏡は幸い移動用の赤道儀に載っていた。そのままカメラを取り付けて電源を入れ、今接近中の火星に向ける。近くにいるどでかい散開星団プレセペとツーショットで撮ろうと思ったのだ。ところが、結構視野の広いこの望遠鏡でも、さすがに一緒には写らない。全部で9枚撮ってつなぎ合わせたのがこの写真だ。アクロマート特有の青色のにじみは許して欲しい。プレセペはラテン語で飼い葉桶。同じ散開星団でも、青く輝く昴(すばる)とは趣きが違う。いくさ星火星が飼い葉桶に近づくということは戦いの準備でもするつもりなのだろうか。ただ、この飼い葉桶はロバのものなのだが…

コメント (3)
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