変わったレンズがたまたま手に入った。「ウルトラワイドコンバーター」つまり、カメラの前にくっつけると、画角180度の景色が撮れる『魚眼コンバージョンレンズ』だ。元々は監視用ビデオカメラの前に付けて不審者を見張るものらしい。しかし、せっかく僕のところにやって来たのだ。星を撮らない手は無い。ただ明らかに口径が違う。どう繋げばいいのか分からない。とりあえず小さいほうのカメラの標準ズームの保護フィルターを外し、その上に載せてみた。
それで撮ったのが上の写真だ。後から分かったのだが、これではレンズの凸面同士が直に触れ、ゴロゴロと動いて位置が定まらない。結果画面の右側(西側)がボケてしまった。これはこれからの課題だが、上手く行けばみかんの丘の満天の星空が撮れるかもしれない。ただ、テスト撮影した今夜の空は、日暮れ直後の事も有って一面に霞が掛かり、星がはっきり見えるのは頭の上だけだった。それに、2分半の露出では魚眼でも星が流れる。もっと高感度にして露出時間を短縮する必要が有る。