2004年10月9日 23:44[satochiba:0623] 印旛沼再生案(1)として語られる事
あるグループでは印旛沼再生のためのモデルが2案考えられているようです。
(1)短期的には、
上流域の河川汚染の原因を減少させる。特に残土産廃の件、畜産汚泥の件、冬期湛水水田等の普及による農法改善。
(2)市民の意識を高め、地域住民と協働して、生活系による汚濁を減少させる。
いずれも大事なことで、千葉県、市民、NPO、企業、農林水産業の方々が、いまの仕事・生活等を介して、真剣に仕事として取り込んで頂くことが肝要です。
その上で、中長期として、十分な議論と情報開示、費用対効果等を含め、行政と市民の双方での評価テストを行った上で
(1)第1案
手賀沼と同様にして、利根川の水を導水する.
長門川を介して、利根川から導水を流し込む。それにより印旛沼を閉鎖系の湖沼ではなく、河川同様の開放系にして、水質を改善する。
手賀沼での導水による汚濁防止効果の結果は、その先例となります。
手賀沼でも、導水によって水面の上昇が確認されています。(カイツブリやオオバンの生息に大きな影響を生じています)その対策として、印旛沼の泥底をさらに浚渫し、出てきた泥を周辺の田んぼに撒いて、印旛沼より低い田んぼの水面の高さを印旛沼と同じ高さにかさ上げする等。
この導水の方法での可能性は、実際、手賀沼だけでなく、すでに宮城県の伊豆沼でも迫川からの導水をすでに開始していることで実績を積み上げが出来つつある。
不明点
① 利根川からの導水のために、両印旛沼の堤防を5mの高さに高めることが前提。いままでの年度経過で地盤沈下を補うという意味で、浚渫と堤防のかさ上げを必要とするとの事。さらに長門川の堤防のかさ上げも必要になる可能性が、いまから
言われています。
② 導水した場合に、印旛沼では水質は表面的にはきれいになったとしても、その汚濁物質を外部に転換したことで、下流域に大きな負荷をかけることになる。
③ 導水した水をどこに排出するか。考えられるのは花見川への放出を通じての東京湾へ。印旛沼から自然流水で花見川という考え方もされているようです。
④ 印旛沼の堤防のかさ上げ、浚渫等により費用がかさむ、導水によって膨大な水を利根川から引くことに対してあらたに未来永劫生じるランニングコストが心配となります
⑤ 利根川からの新たな導水に伴う、利根川側での水資源をどこから調達するつもりなのか
⑥ 浚渫等により、今まで以上の汚濁と環境悪化も予想され、閉鎖系湖沼が、流域河川の一部のようなことになって、さらに生態系が激変する可能性があります。
あるグループでは印旛沼再生のためのモデルが2案考えられているようです。
(1)短期的には、
上流域の河川汚染の原因を減少させる。特に残土産廃の件、畜産汚泥の件、冬期湛水水田等の普及による農法改善。
(2)市民の意識を高め、地域住民と協働して、生活系による汚濁を減少させる。
いずれも大事なことで、千葉県、市民、NPO、企業、農林水産業の方々が、いまの仕事・生活等を介して、真剣に仕事として取り込んで頂くことが肝要です。
その上で、中長期として、十分な議論と情報開示、費用対効果等を含め、行政と市民の双方での評価テストを行った上で
(1)第1案
手賀沼と同様にして、利根川の水を導水する.
長門川を介して、利根川から導水を流し込む。それにより印旛沼を閉鎖系の湖沼ではなく、河川同様の開放系にして、水質を改善する。
手賀沼での導水による汚濁防止効果の結果は、その先例となります。
手賀沼でも、導水によって水面の上昇が確認されています。(カイツブリやオオバンの生息に大きな影響を生じています)その対策として、印旛沼の泥底をさらに浚渫し、出てきた泥を周辺の田んぼに撒いて、印旛沼より低い田んぼの水面の高さを印旛沼と同じ高さにかさ上げする等。
この導水の方法での可能性は、実際、手賀沼だけでなく、すでに宮城県の伊豆沼でも迫川からの導水をすでに開始していることで実績を積み上げが出来つつある。
不明点
① 利根川からの導水のために、両印旛沼の堤防を5mの高さに高めることが前提。いままでの年度経過で地盤沈下を補うという意味で、浚渫と堤防のかさ上げを必要とするとの事。さらに長門川の堤防のかさ上げも必要になる可能性が、いまから
言われています。
② 導水した場合に、印旛沼では水質は表面的にはきれいになったとしても、その汚濁物質を外部に転換したことで、下流域に大きな負荷をかけることになる。
③ 導水した水をどこに排出するか。考えられるのは花見川への放出を通じての東京湾へ。印旛沼から自然流水で花見川という考え方もされているようです。
④ 印旛沼の堤防のかさ上げ、浚渫等により費用がかさむ、導水によって膨大な水を利根川から引くことに対してあらたに未来永劫生じるランニングコストが心配となります
⑤ 利根川からの新たな導水に伴う、利根川側での水資源をどこから調達するつもりなのか
⑥ 浚渫等により、今まで以上の汚濁と環境悪化も予想され、閉鎖系湖沼が、流域河川の一部のようなことになって、さらに生態系が激変する可能性があります。
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