文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

印刷産業の不振、それはIT技術とのギャップ(4)

2008-03-01 18:34:57 | 組版プロの思考からXMLを考える
2008-3-1
 先日、印刷産業のひとつの組合に呼ばれて、そこの専務と意見交換をしました。
愕然としたいくつかの話し
1 印刷産業を技術的に、人材育成を支援してくれていた大学や専門学校がほとんどなく なってしまった。 → 大学や専門学校からの新入社員が期待できない
2 学校や研究所、大学もさじを投げた格好で、技術的なサポートが何もなくなった。先 生方も年をとりすぎた。関連メーカから新製品が何も出てこない。出版会社の制度疲労 がもろにかぶってきている。
3 印刷産業は特殊な世界と言われだしていて、職業で応募の方々が、印刷と聞いただけ で応募しない世界に、いつのまにかなってしまっている。
  人の使い方が荒っぽすぎて、とても多くのトラブルになってしまう。
4 漢字等の文字コード管理環境もあまりに複雑になりすぎて、管理の限界にぶつかる。 対象が全く見えなくなってきている。
 中にはAdobeならAdobeのできる範囲で良いと断じる人も。
5 ドンブリ勘定が、IT技術の管理技術に負けています。ビジネスでも原価が掌握できな いビジネスでは儲からない、提案に説得力がない。
6 ISOなど社会的に参加資格への要求には敏感。社内情報公開には鈍感。情報価値にあ まりに無関心。今までの放漫がそのまま反映してしまっている
4 残念ながら、今の経営者は二~三代めの若手。経験不足と現状掌握ができていない。 気の毒な状況に。本来 担ってきた社会的な仕事を放棄せざるをえない立場に。
5 今時コンサルテーションが必須な世界とは、製造現場の混迷。原価管理などをいまか ら再構築が必要か。あまりにスタートが遅く、ほぼ手遅れとしか言いようがないとまで

 専務との意見交換では、そこまでは言えなかったのですが。そう感じています。


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