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印旛沼再生案(2) あるグループの試案です

2005-10-03 23:39:42 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
2004年10月10日 0:17[satochiba:0624] 印旛沼再生案(2)
ここをモデルとして、新たに地域にある湖沼と、人の生活系との共生をテーマにして、治水、利水をも大きな課題としながら、21世紀、コンピュータをも高度に利用した、印旛沼再生プランの原案をあるグループが作成してみました。

(2)第2案
 自然の湖沼での水面の高さに水位を戻す、その為の冬期湛水水田の普及と利用。
① かっての自然状態にまで、印旛沼の水位を下げる。 その不足した水量分を、印旛沼周辺域の田んぼを冬期湛水水田化することで、水域全面を拡大して補う。
② 冬期湛水水田では、周辺のほ場整備された田んぼ等を利用し、汚濁した印旛沼の水を緩速濾過によって、ピユアな水に復元する
③ 浚渫等を一切中止し、出来るのであれば、いちど完全に水を切って外気にさらし、同時に泥底の浚渫した穴ぼこを全て埋め戻す。
④ 外来種を全て排除する。特にブラックバスやブルーギルと同時に水草を食べ尽くしてしまう、ソウギョの駆除を重視する。
⑤ 印旛沼での過去の自然湖の状態で、1年間の水面の水位を、再度調査したデータを基礎にして、印旛沼の毎年の実情を踏まえて、コンピュータを介して適時水面の上下等の管理をする。
⑥ 環境を配慮した農法の普及、自然再生法の導入、環境直接支払いの問題、浚渫の中止による泥底の生体膜の復活で、窒素・燐酸・カリ等の流出を抑制する。特に窒素分。
⑦ 浅い底に戻すことによって、光合成細菌の増殖が促されれば、後は数年間手を付けず放置して、自然に再生をまかせ、印旛沼の回復を見守る。

あらたな考え方
① 浚渫等に費やされてきた費用を、上流域の水源保全のための里山整備や河川の自然再生事業等の業務、冬期湛水水田普及等を支援する直接支払い、自然との折り合いを付けるための研究等の原資に廻す。
② イトミミズやユスリカ、各種の藻、光合成細菌等が生活する生体膜(仮称)による底泥がもたらす自然再生への機能等の再評価が必要となります。 冬期湛水水田、緩速濾過、湖沼の底泥の生体膜(仮称)、いずれも、実は同じことを示している事が分かってきています。
③ 現在、更新工事中の長門川の水門等は、洪水対策等で必要です。洪水危険時等は思い切って自然河川として扱い、危険が去ったなら直ちに平常水面に戻す操作を行う等、本来、自然の印旛沼があるべき状況を、復活させ、それと現代社会との接点を、コンピュータを駆使して管理していく。
④ 気象庁のアメダスに相当する、生態系を定点観測しながら、リアルタイムに対応していける、生態系リアルタイム情報システムの構築を提案します。
 「田んぼの生き物調査」による、化学的な観測情報と、基準となる特定の生き物の生息情報との共生による情報収集システム構築
④ 人と自然環境を、生き物に関する最新情報、IT技術をキーワードとして、新たな付き合い方を再度構築すること。




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