内容に関しては、あくまでも荒尾の個人的な意見表明です。
ラムサール条約登録湿地にかかわる、投資対効果はいかようなものなのか環境省が、ラムサール条約登録湿地をむやみぬ増やすことに消極的であると複数の方々に聞かされています。
それは、諸々(地球温暖化とか、生物多様性とか)の諸経費をねん出するのにラムサール条約登録湿地がこれ以上増えても、金銭面で困るという本音かと。
特にメンバーの中でも、環境省にとって、登録先湿地の維持管理にかかわる費用負担を苦痛に感じているという複数の証言があります。
ラムサール条約登録湿地となって10年を経過している2ヶ所の登録湿地で何がおこっているのか、何が問題なのかを簡単に述べます。
ポット伺ったレベルの私がおかしいな、と感じていることでもあります。
1 千葉県の谷津干潟で、ラムサール条約登録湿地では何が問題点なのかを、実際に原体験したことがあります。
現在、ここはシギチドリの渡来数が、10年前と比較して、個体数が1/10レベルにまで落ちていると聞かされました。
それは、諸々の原因があるとは思いますが、一つ順応的管理がうまく機能していないことも大きな原因かなと思います。
今から4年ほど前、谷津干潟で大規模に繁茂してしまったアオサ群が、シギチの渡来を妨げる大きな原因であると、里山のメンバーで地域の方々から、訴ったえられました。
そこで千葉県庁の自然保護課に伺って、そのあたりの状況を教えていただきました。
そのなかでは、習志野市と、千葉県と、環境省では野生生物課と都市公園化と、そして当時は日本野鳥の会が円卓を組んで、過去5年以上討議を進めていて近日結論が出るはず。と言う回答でした。
なかで、アオサを人海作戦で湿地から排除する方法を行って見たが、干潟を作業をする人々が踏みつけるのが良くないということで、中断したとか。
現状はご存じとおりで、1/10以下に落ち込んだまま、アオサは相変わらずのままです。
後で聞きますと、何人かで意見交換をしたこと事態までが相当問題になったとのことも。
2 沖縄の漫湖でも、過日シギチの「モニタリング1000」で話を聞きました時に、10年前から比較してシギチが1/10にまで渡来数が落ちているという話を聞かせられました。こちらはマングローブの進出で生息域を失ってきていることも、大きな原因とのことでした。
なんで、今まで放置されてきたのかとの質問があって、環境省側から明確な回答が出ないまま、対策がうてなかったとの趣旨の回答がでましたが
沖縄でもラムサール条約登録湿地にはなっていない箇所で、その渡来数に大きな変化が生じていないという箇所もあり、よく分からなくなったということが実態です。
3 最大の原因が、環境省川に予算がなくて、地域にアドバイスをするだけで終わってしまって、地元負担となれば費用負担を、だれもどこも避ける。
その結果ですと明瞭に言われました。
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