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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

三谷幸喜 「returns」 なんと無名時代の吉田羊が・・・

2016-01-20 15:17:17 | 日記
2009年「シアタートップス」閉館記念「最後の文化祭」で、すでに解散していた三谷幸喜率いる「東京サンシャインボーイズ」が限定再結成されて、上演した作品。私、当時、チケット争奪戦に敗れ、観ることができませんでした、。2012年に、WOWOWで放送され、録画しておいたものを、ようやく観ました。
いま、地球は滅亡の危機にある。で、それを救うべく小学校時代の恩師に集められた12人の男女。彼らは、小学校の同級生。それぞれ一芸に秀でており、そのパワーを結集すれば、地球を救うことができるという。しかも、彼ら自身すら覚えていない能力とは「物まねがうまい」「じゃんけんが強い」などなど。なんとも荒唐無稽なストーリーですが、それなりに面白い。で、大いに盛り上がるのだが、その後、12人の中に1人、同級生じゃない人間(近藤芳正)がいて、全部嘘っぱちだと、強引に話をまとめるのだが、このあたりは、やや無理筋。ラスト「地球侵略に向けて宇宙船が出発 人類の滅亡まで、あと3日」というナレーションが流れて幕となる。ま、このあたりは、時間がなくなってムリクリまとめたなと、ありありと感じられる。
作品としては、可もなく不可もなく。ただ、今回初めて見て驚いたのだが、恩師は既に亡くなっていて、同級生を集めるのは、その愛娘という設定なのだが、それを演じているのが、なんと、今を時めく吉田羊。そういえば、当時の三谷幸喜のインタビューに「ただの再結成では仕方ないので、なかに異分子を入れる」というような言葉があった気が・・・さすが、三谷さん慧眼でした。