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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

残念ながら、ちょっと中途半端!「ジュリーと恋と靴工場」

2017-10-06 10:55:28 | 日記
銀座シネスイッチで「ジュリーと恋と靴工場」観てきました。銀座の真ん中辺にある、この映画館 私、好きなんですが、今回は、あまりお客さんが入ってない。私、この映画、結構期待して観に行ったんで、思ったより少ない観客にちょっと驚いたんですが、観終わって納得。「心踊るフレンチコメディミュージカル」とチラシにあるんですが、全てにおいて中途半端な感じでした。
主人公は、ジュリーという25歳の女の子。仕事はクビになり、恋人にはフラれ、新しい仕事を求めて、幾つもの面接に挑みますが、全て玉砕。まさに、ナイナイづくしの毎日。そんな折、見つけた靴屋さんの倉庫を管理する仕事。面接してくれたおばさんは厳しそうだったが、なんとか合格。試用期間を経て本採用へと道が開けます。が、この靴屋さん「ジャック•クチュール」という老舗なんですが、若社長が効率至上主義。中国の安い労働力を使おうとします。これに反発するのが、靴工場の職人たち。ストライキなどで対抗。ジュリーも、巻き込まれてしまいます。そんなジュリー 配送係のサミーに、ちょっと気がある様子。さ、この仕事と恋の顛末は•••というお話。
割と面白そうな展開だと思うんですが、結論から言うと、意外と弾まなかった。公私共に、描き方がちょっと中途半端。ミュージカルという観点から見るとシャンソン ボサノヴァなど、いろいろな曲調の音楽があって、それなりに楽しめましたが、やはり、物語部分は辛い。私が一番好きだったのは、若社長。いかにも、ボンボン育ちらしく、世の中なめてる風情がたまらない。
話戻って、ラストも、これがジュリーの幸せの選択というのであれば、それでいいのですが、となると、前半部分の大騒ぎはどうなるのという感じでした。